
デジタル化の進展によるメディア環境の変化によって、生活者が主体的に情報を収集、選別、発信し、自らの情報体験のイニシアティブを握っていく「生活者主導社会」が到来しました。
こうした環境の中、博報堂DYグループは「生活者主導社会」に対応すべく、「生活者発想」をさらに深化させ、新たなマーケティング・コミュニケーションモデル「エンゲージメント・リング™」を開発しました。
「エンゲージメント」という言葉は、ひとことで言うと、企業が生活者に対して進める諸活動を「生活者にとって他人事ではなく《自分ごと化》してもらうこと」です。生活者主導社会で《自分ごと化》を図るには、多種多様なタッチポイント施策の強弱と順序を、職種・専門を横断した多数の関係者と推進していく必要があります。このために生活者の《自分ごと化》をマーケティング・コミュニケーション戦略として設計していくための手引きとして、博報堂DYグループでは「エンゲージメント・リング™」を開発、推進しています。
「エンゲージメント・リング™」は、生活者の「心が動く」という輪を中心に、「選択する」「共有する」「絆を感じる」を加えた四つの輪を、同時に動かして効果をつくるものです。この四輪は、真中に生活者の自分ごと化をもたらす「テーマと装置」をつくることにより稼働します。
ここ1世紀近くの広告マーケティングの世界では、段階的・直線的・一方向の「AIDMA理論」が主流でした。しかし今や、生活者主導社会の到来により、発想の転換が求められています。「エンゲージメント・リング™」は、生活者を主語にしたブランドとの出会いを循環的にとらえ、クライアント企業が「生活者の心と行動」を動かしていく手引きとして、国内外で注目されています。