博報堂がCSR活動として実施する教育プログラム「H-CAMP」のうちの一つに、中学生・高校生が個人で参加できるオリジナルの発想体験プログラム「OPEN-CAMP」があります。デザイナー、コピーライター、プランナーなど、博報堂ならではの個性豊かな社員が講師を務めます。楽しみながら、発想法や企画づくりのコツなどを学ぶことができるプログラムです。いまの学校教育が、従来の「覚える」ことから「課題に対して自分で考え判断し表現する」ことにシフトしている時代に対応して、このプログラムが皆さんの個性を伸ばすきっかけをつくる場を提供できれば、と考えています。
2013年から開催しているこのプログラム、夏休み期間にあたる8月に3つの講座を開きました。夏休みのリラックスした時間のなかで、参加された皆さん一人一人が、十代ならではの自由な発想をチームで一生懸命にまとめる姿は熱気に溢れていました。
各プログラム終了後のアンケートで皆さんからいただいた感想のコメントを一部ご紹介します。
講師:PR戦略局 PRディレクター 三矢正浩(ニュースデザインプランナー)
-自分の身の周りの出来事などを題材に、皆で話し合いながら、「ニュース」にするという発想を学びました。
コメント(抜粋)
-様々な人の努力と工夫でニュースが出来ていると知り、ニュースに対する見方が本日のプログラムのおかげでガラリと変わりました。(高校2年)
-「モノゴトの重要な点を見落とさないようにしたい」と思えたことと、「自分自身も人と話す時(伝える時)に、何に重きをおいて話すのか」を学べたことが一番印象に残っています。(中学3年)
講師:インタラクティブデザイン局 アートディレクター 吉田裕美
-自分の特徴は何か?自分ができることは何か?そんなことを楽しく考えながら、これからの皆さんをサポートする「自分キャラクター」を一緒につくりました。
コメント(抜粋)
ー「自分のアピールポイント」を決めるときに、自分自身と他人では全く意見が違うことが印象的でした。きっと普段の生活でも、「自分の思う自分」と「他人の思う自分」は違うんだろうなと思いました。自分では「工夫しきった!」と思っても、「まだここが工夫できるよ」とアドバイスをいただいたことが印象的でした!(高校3年)
ー今、私の身近にあるすべてのものは、誰かが一生懸命考えて作ったものなのだなと思うと、視界が変わったような気がしました。(高校1年)
講師:SEEDATA イノベーションプランナー 藤井陽平
-お菓子に対する高校生の考え方やユニークな行動を調べて、お菓子の新しい商品開発のアイデアを考えました。
コメント(抜粋)
ー様々な観点からモノゴトを見ることによって、いろんな意見が出てくるというのは新たな発見でした。(高校2年)
ー1人で考えてもひらめくアイデアは少ないが、グループで考えれば多くのアイデアが出ることが分かった。1つのアイデアを色々と発展させることで、さらに良いアイデアが出ると分かった。(高校1年)
ー注目する点、強調する所がグループごとに違っていて、たくさんアイデアをもらえて楽しかったです。(高校2年)
*今後開催される「OPEN-CAMP」についてはこちらをご覧ください。