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【イベントレポート】博報堂オリジナルPR戦略プログラム「tide」紹介イベントを都内で開催

2016.05.17
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 WEB・雑誌の編集者、TV・ラジオのプロデューサー・ディレクター等のメディア・キーパーソンと連携し製品・サービス等を共創する博報堂オリジナルPR戦略プログラム「tide」。本プログラムを紹介しつつ、今後更なる共創を生むためのメディア向け交流イベントが3月、都内で行われた。

 イベントでは、冒頭、PR戦略局在籍でtideプロジェクトリーダーの川下和彦より、本プログラムの概要をご説明。その後、みうらじゅんさんをゲストにトークセッションを行った。本セッションは、「博報堂にまだない仕事」を作ろうという長年の思いからtideを編み出した川下が、これまでに数々の「ない仕事」をつくり、2015年11月に『「ない仕事」の作り方』(文芸春秋)を出版したみうらさんに仕事への姿勢や裏話などを聞くもの。みうらさんは、ない仕事のつくり方について、自身の“ゆるキャラ”“とんまつり”などの命名の背景を語りつつ「ない仕事、というのは実はない。ただ、“スキマ”はたくさんある。それは、みんながやりたくないこと。マイナス情報のほうが実は人に気づきを与えられる」とコメント。さらに、それを実現するためには「飽きずにとにかく続けること。不安になったら、魔法の呪文“不安(フアン)タスティック”を唱えてそれ自体を楽しもう」と語った。また、まわりをうまく巻き込む方法については、「苦手な人、違和感がある人こそあえて付き合ってみて」とアドバイスした。

(左より)tideプロジェクトリーダー・川下、みうらじゅんさんとのトークセッションの様子

 tideは編集する(edit)力でtide(時代の潮流)をつくっていくことを目指すプロジェクト。トークセッションの後は、tideのプロトタイプを実践する試みとして、実際にメディア・キーパーソン3名とタッグを組み、「2016年に潮流になるカレー!」のプレゼンおよび試食が行われた。イベント参加者にtideのサービスを実感いただくための特別企画で、日本人のソウルフードともいえる「カレー」を題材に、メディア・キーパーソンの高い企画力・編集力を生かし、新レシピを開発してもらおうというものである。

登壇したのはYahoo! JAPAN秋吉健太氏・MBSの田中良プロデューサー・Dancyuの江部拓弥編集長。Yahoo! JAPAN秋吉氏は「スパイスから作るチキンカレー」を提案。日々を丁寧に生きる暮らしが浸透するなか、食べることだけでなく「作る過程」自体も楽しめるカレーを作りたかったという。また、MBS田中プロデューサーは、「R40カレー」を提案。空前の健康ブームを受け、ごはんでなくキャベツをメインにしたカレー。キャベツは胃に優しく健康効果も高く、40歳以上にぴったりだとネーミングの背景を語った。Dancyuの江部編集長は、「飲むカレー」を提案。「カレーは飲み物」という言葉を実現するべく、サラサラのカレーにこだわったという。

その後、秋吉氏・田中プロデューサー考案のカレーは実際に提供され、参加者に好評を博した。

(左より)Yahoo! JAPAN 秋吉氏、MBS 田中プロデューサー、Dancyu 江部編集長
当日提供されたカレー

tideについて、また今回のイベントについて、リーダーの川下は「すでに出来上がった製品・サービス等はそこからニュース化・話題化するのに限界 があることも多かったが、tideは逆の発想。プロであるメディアのキーパーソンと連携して始めからニュース性を持つ製品・サービスを作っていく。PR戦略局の、長年培ってきたメディアとのネットワークを生かせる」「今回のイベントで、多くのメディアの方にtideの狙いをご共有いただくことが出来た。今 後様々な取り組みが出来ると期待している」とコメント。プログラムを担うメンバーについては、「コピーライターや雑誌編集者などの制作・編集経験があり、 かつメディア感覚があるPR戦略局スタッフにて構成している」と語った。メディアは、クライアントニーズに合わせて、リレーションのある方にお声掛けしていく。

※ご参考「tide」発表リリースはこちら

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