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博報堂生活総研「消費ショートレポート3月」:今月、生活者が欲しいモノ・サービスは?

2013.03.08
#消費#生活総研

・東名阪の生活者1500名に尋ねた、毎月の消費意欲
・3月の消費意欲指数=50.3点、欲しいモノ・サービスのある人=33.7%

 

2013年3月8日

「消費ショートレポート」とは・・・
博報堂生活総合研究所による、毎月の生活者の消費動向を調査したレポート。首都圏40Km圏、名古屋40Km圏、阪神30Km圏の一般生活者に対し、①「消費意欲指数」:モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月の消費意欲は何点ぐらいですか?と、②「欲しいモノ・サービス」:あなたが来月特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか?/それは何ですか?を尋ねたものです。毎月初旬に発表します。

<3月の全体概要>

2013年3月の消費意欲指数は50.3点、「欲しいモノ・サービスのある人」の割合は33.7%となり、ともに先月記録した4月の調査開始以来の最低値から回復しました。消費意欲指数が高い理由をみると、季節が春に向かうということで、「暖かくなって消費意欲も上向き」、「旅行や出かける機会が増える」、「春服が欲しくなる」が多くあげられています。また、入学や就職など「新生活の準備にお金を使う」という声も聞かれます。男性中心に「景気回復」をあげる人も増えてきました。低い理由では、「景気不安」もあげられていますが、先月に比べその数は減っています。「欲しいものがない」が相変わらず多く見られます。「欲しいモノ・サービス」の内容をみると、「モノ」では「家電」、「PC」などメカ関連が男性で、「服」「靴」などファッション関連が女性で、それぞれ大幅に増加、全体の個数も958個となり、先月に比べ大きく増えました。また、「クルマ」をあげる人が多かったのも目立ちます。「サービス」では「旅行」や「外食」も増えました。暖かくなる春に向けて、生活者も気分一新、消費に前向きになってきたようです。

1.消費意欲指数=50.3点
(先月の45.2点より5.1点増加)

■消費に対して積極的な理由

「暖かい春になるので意欲も上向き」、「春服を買う」が女性中心に多くなっています。また、男女ともに「旅行に行きたい」が増えました。4月の入学や就職に備え「新生活の準備にお金を使う」という人も目立ちます。「景気回復」、「株価アップ」も男性中心に先月より増加しました。また、「消費税が上がる前に買えるものは買っておきたい」という人も出てきました。

■消費に対して消極的な理由

「欲しいものがない」という人が先月よりやや減ったものの、相変わらず多く見られます。「景気不安」もあげられていますが、先月より減りました。子供の入学などで「4月にお金がかかるので3月は抑える」という声が女性の30代、40代で目立ちます。また、女性では「節約」が増加。消費もするが、抑えるところは抑えたいという気持ちが強いようです。

2.欲しいモノ・サービスのある人=33.7%
(先月の25.2%より8.5ポイント増加)

■ 「モノ」について

「欲しいモノ」の数は958個、調査開始以来の最低値だった先月(583個)より6割以上増加しました。「家電」、「PC」「携帯電話」などメカ関連、「服」「靴」などファッション関連、いずれも大幅に増えました。特にファッション関連は、春ものが欲しいという女性で先月より9割近く増えています。また、男性中心に「クルマ」をあげる人が増加、今までで最も多くなりました。

■ 「サービス」について

「欲しいサービス」の数は262個、先月(212個)に比べ2割強の増加です。暖かくなって活動的になるためか、「旅行」の増加が目立ちます。20代と50代、60代で多くなっています。「外食」も増えました。女性では春に向けての準備でしょうか、「エステ」「美容院」も増加しました。

レポートでは、生活者の生の声、性年代別分析などを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

博報堂生活総研 消費ショートレポート3月

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