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博報堂生活総研「消費ショートレポート11月」:今月、生活者が欲しいモノ・サービスは?

2012.11.02
#消費#生活総研

・東名阪の生活者1500名に尋ねた、毎月の消費意欲
・11月の消費意欲指数=51.8点、欲しいモノ・サービスのある人=32.5%
冬支度消費がはじまり、消費意欲は大きく増加

2012年11月2日

「消費ショートレポート」とは・・・
博報堂生活総合研究所による、毎月の生活者の消費動向を調査したレポート。首都圏40Km圏、名古屋40Km圏、阪神30Km圏の一般生活者に対し、①「消費意欲指数」:モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月の消費意欲は何点ぐらいですか?と、②「欲しいモノ・サービス」:あなたが来月特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか?/それは何ですか?を尋ねたものです。毎月初旬に発表します。

<11月の全体概要>

11月の消費意欲指数は調査開始以来最低だった先月より大きく増加し、50点台を回復しました。特に女性での増加(6.2点)が目立ちます。「欲しいモノ・サービスがある人」の割合も、先月よりやや増えました。消費意欲指数が高い理由としては、女性を中心に「冬服が欲しい」という声が多くあげられています。「冬用家電を買いたい」という声もあり、寒くなる時期に向けての準備が始まるようです。

「欲しいモノ・サービス」を見ると、「モノ」では、暖房器具などの「家電」や、女性を中心にコートなどの「服」をあげる人が大幅に増えています。一方、「サービス」は、「旅行」やアウトドアレジャーなどを中心に全般的に減少しました。寒い季節になるためか、外での活動が減るようです。11月は、消費意欲で聞かれた声や「欲しいモノ・サービス」の内容を見ても、「冬仕度消費が始まる月」と言えそうです。

1.消費意欲指数=51.8点
(先月の47.4点より4.4点増加)

■消費に対して積極的な理由

冬に向かう季節ということで、コートなど「冬服を買いたい」という声が女性の20代、30代を中心に多くなっています。また、暖房器具や加湿器などの「家電」を買いたいという声もあがっています。

■消費に対して消極的な理由

「年末年始に備えて消費を抑える」という声が男女ともに多くなっています。また、「ボーナスが出るまで我慢」「セール待ち」といった声も聞かれます。

2.欲しいモノ・サービスのある人=32.5%
(先月の32.3%より0.2ポイント増加)

■ 「モノ」について

「欲しいモノ」の数は、先月より2割ほど増え1018個、7月の1166個に次ぎ調査開始以来2番目の多さになりました。特に、女性は先月に比べ31%増の637個と大幅に増えました。女性では「服」や「靴」などファッション関連のモノが大幅に増えています。コートやブーツなど冬用のアイテムが多くあげられました。また、暖房器具など「家電」をあげる人も増えています。11月は冬支度が始まる月と言えそうです。

■ 「サービス」について

「欲しいサービス」の数は231個、先月(309個)に比べ25%ほどの減少です。寒い時期になるためか、外での活動が全般的に鈍くなるようです。男女ともに「旅行」やアウトドアのレジャーやイベントが減っています。また、「外食」も全体ではやや減りました。ただ、女性では先月と同様に多くあげられ、女性中心に食欲の秋は続いているようです。

レポートでは、生活者の生の声、性年代別分析などを詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

博報堂生活総研 消費ショートレポート11月

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