2011年09月01日
神戸市デザイン都市推進室と博報堂らが推進する市民参加型ソーシャルデザインプロジェクト「issue+design」は、東日本大震災の被災自治体の10年後(2020年)を想定した、復興のための商品、サービス、空間、仕組みなどのアイデアを、広く市民から募集するソーシャルデザインプロジェクト「震災復興+design」を実施いたします。
issue+designとは、"社会の課題に、市民の創造力を"をテーマに、日本や世界各地で発生している社会課題をデザインの持つ美と共感の力で解決し、市民が安心して暮らせる社会の実現を目指すプロジェクトです。2008年の発足以来、震災をテーマとした活動に継続的に取り組んでおり、阪神・淡路大震災の教訓を生かすさまざまなアイデアを企画してきました。その一つである『できますゼッケン』は、避難所で生活する被災者やボランティアスタッフが「自分にできること」を宣言し、互いの助け合い行動を生み出すツールとして、現在も多くの被災地・避難所でご活用いただいています。
今回実施するデザインコンペは、「震災復興+design」をテーマに掲げ、広く市民からデザインアイデアを募り、その実現を目指します。募集期間は2011年10月1日から11月30日の2ヶ月間、応募条件や資格などの制限は一切ありません。
“震災復興”という共通のデザイン課題のもと、「震災の記憶」「復興プロセス」「産業・雇用」「生活・インフラ」「自由テーマ」の5つの部門を設置。震災・津波・原発事故の被害が大きい被災自治体の10年後の未来を思い描き、その実現の課題を発見し、実現するアイデアを募集します。
入賞作品は、被災自治体への提案、実現に向けたプロジェクト化を目指すほか、著作権フリーのデザインアイデアとしてあらゆる自治体、個人、団体にご活用いただけるよう一般公開を行う予定です。
自身のアイデアや知恵で被災地を支援したい、遠方からでも被災地復興の力になりたい、などの思いをお持ちのさまざまな方からのご応募をお待ちしています。issue+designプロジェクトは、市民の皆さんとともに被災地の未来のために取り組んでまいります。
詳細については添付のPDFファイルをご覧ください。