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博報堂生活総研調べ 2011年8月からの「消費意欲指数」結果発表

2011.08.25
#消費#生活総研

・全国の一般生活者6,000名に尋ねた「これから3ヶ月間の消費意欲指数」

・8月上旬調査の結果は56.6点、前回調査(5月 57.4点)より0.8点減少

 2011年08月25日

消費意欲指数とは・・・全国の一般生活者6,000名に対し、8月上旬時点で「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたのこれから3ヶ月間の消費意欲は何点ぐらいでしょうか?」と質問した結果が、「8月からの消費意欲指数」です。次回発表は11月を予定しています。

(1)エリア分析:前回を下回った消費意欲。震災で生活見直しの兆し。
8月上旬に調査した「これから3カ月間(8月上旬~11月上旬)の消費意欲指数」は全国平均で56.6点となり、前回(5月上旬調査)より0.8点減少しました。
地域別でみると最も高かったのは前回に続き北陸で59.4点、次いで四国の57.8点でした。最も低かったのは甲信越で55.1点でした。前回最下位だった東北は1.1点増え56.5点で10エリア中7位となりました。
今回の調査では、震災の影響や自粛をあげる人が前回に比べ大幅に減少した反面、震災を契機に今までの生活を見直す、無駄遣いしないという人が増えており、 消費意欲指数が伸びなかった一因と考えられます。また、景気や国内政治の先行き不透明感が拭えないため、消費を抑制するという人も関東などで多くなっています。
一方、消費意欲が高い理由としては、震災による自粛や節約行動が一段落してきたことや、夏休みのレジャー消費、秋冬に向けてのバーゲン消費などに積極的になっていることがあげられています。

(2)男女分析:消費意欲は女高男低。女性で目立つメリハリ消費。
男女別の消費意欲指数をみると、男性が53.5点、女性が59.9点となりました。男女ともに前回よりやや減少しましたが、女性が高い傾向は変わっていません。男性は20代から50代の各年代で全国平均を下回りましたが、女性は全層で上回り、特に20代、30代では60点を超えています。
消費意欲の高い理由をみると、調査時期が夏休みの最中ということもあり、男女ともにレジャーや旅行に関する消費が多くあげられました。また、女性を中心に自粛や我慢の消費から、無駄を排したメリハリのある消費に積極的な人も出てきました。20代、30代の女性では秋冬ファッションのバーゲンなどでの購入意欲も高まっています。
一方、消費意欲の低い理由をみると、地震の影響をあげた人が男女ともに40代、50代で依然多くみられますが、前回に比べその数は大きく減っています。また、男性の40代、50代で、アメリカ経済の混乱に端を発した円高や株価暴落による景気後退懸念や政治の先行き不安をあげた人が多くなっています。

添付のリリースでは、エリア・性年代別の詳しい指数、生活者の声をご紹介しています。

ニュースリリース詳細

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