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博報堂生活総研調べ 2012年2月からの「消費意欲指数」=【57.3点】

2012.02.24
#消費#生活総研

・全国の一般生活者6,000名に尋ねた「これから3ヶ月間の消費意欲」
・2月上旬調査の結果は57.3点、前回調査(11月、58.6点)より1.3点減少

2012年2月24日

消費意欲指数とは・・・ 全国の一般生活者6,000名に対し、2月上旬時点で「消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたのこれから3ヶ月間の消費意欲は何点ぐらいでしょうか?」と質問した結果が、「2月からの消費意欲指数」です。次回発表は2012年5月を予定しています。

(1)エリア分析:正月エリア分析消費の反動と節約志向で消費意欲はダウン。

2月上旬に調査した「これから3カ月間(2月上旬~5月上旬)の消費意欲指数」の全国平均は前回(11月上旬調査)より1.3点減少し、57.3点でした。北海道、中国、四国を除く7地域で前回を下回りました。
指数が低かった理由を生活者の声でみてみると、年末年始で高まった消費意欲の反動が目立ちます。また、長引く景気の低迷や所得の減少を背景とした節約志向の高まり、議論が活発になってきた消費税増税の動きなど、先行き不透明な社会情勢があげられます。一方、消費意欲指数が高い人の声としては、就職などで新生活が始まる、春に向けてお洒落、ファッションなどにお金を使いたい、という意見が多くなっています。

地域別でみると最も高かったのは中国で59.3点、2位は58.5点の四国でした。前回トップだった東北は56.4点となり10地域中9位で、前回より3.3点の減少です。また、過去3回59点台と高い水準を維持していた北陸が、前回より3.5点減少し56.1点で最下位となりました。東北、北陸の指数の低さは、例年を上回る大雪や厳しい寒さの影響もありそうです。特に東北では、雪や寒さで消費意欲が湧かない、という声が他地域より目立ちます。

(2)男女分析:男女ともに全年代で消費意欲がダウン。

男女別の消費意欲指数をみると、男性が0.8点減少し54.1点、女性が1.7点減少の60.7点で、ともに前回より減少しました。男女年代別でも全年代で前回を下回り、男性30代は53.2点と調査開始以来、最低の指数となりました。また、前回初めて60点を越えた女性50代も前回より3.3点減少し、57.7点と前々回の水準に戻りました。

生活者の声をみると、女性ではファッションや外出など春に向けての消費に積極的な声が20代を中心に聞かれますが、一方で、年末年始消費の反動や、30代で目立つ節約志向が消費意欲を抑えているようです。男性では春消費をあげる人が女性に比べ少なく、加えて節約志向の人は女性同様多くなっており、これが男性の消費意欲指数の低さにつながっています。また、景気低迷の懸念や消費税増税に関する政府の動きなどの先行き不安も、特に男性40代、50代の消費意欲を鈍らせている原因のひとつになっていると思われます。

※詳細は下記からご覧ください。
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