消費意欲指数は前月比・前年比ともに動きなし。
意欲不振の背景に、増税や自然災害への懸念も見え隠れ

株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象 に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。

10月の消費意欲指数は46.5点。前月比+0.1ポイント、前年比+0.0ポイントと、ほぼ横ばいとなりました

Point 1:消費意欲指数は前月比・前年比ともにほぼ同率。カテゴリーにより、前年より高い意欲もみられる

10月の消費意欲指数は46.5点、前月・前年と同じ指数となりました。消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「秋物・冬物の服が欲しい」「行楽シーズンなのでレジャーを楽しみたい」といった季節消費への意欲が減っている(17年10月151件→18年10月132件)一方で、「欲しいものがある」(17年10月74件→18年10月95件)は増加しています。

また、特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人の割合も27.9%(前年比+0.1ポイント)で前年とほぼ同率ですが、内訳を見ると「レジャー」「化粧品」「家電・AV」「理美容」「飲料」「書籍・エンタメ」は前年と比べて20件以上増えています。具体的なカテゴリーによっては、前年より活発な消費意欲もみられます。

Point 2:消費税増税や多発する自然災害が、消費意欲に影響か

消費意欲指数の理由(自由回答)のうち、「消費税増税」はこのところほとんどあがっていませんでしたが(17年10月3件、18年9月2件)、10月は18件と増加。消費税増税を1年後に控え、懸念する声が早くも出始めています。

また、目立った数ではないものの「台風の被害で修理等にお金がかかる」(10件)、「災害が多いので意欲がわかない」(9件)といった声もあり、予想がつかない相次ぐ自然災害も消費意欲に影響を及ぼしているようです。

■ 質問項目(質問文)

[消費意欲指数]
消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、
あなたの来月(10月)の消費意欲は何点くらいですか。(自由回答)
また、あなたがその点数をつけた理由をお答えください。(自由回答)

[特に買いたいモノ・利用したいサービス]
あなたが来月(10月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか。(単一回答:ある/ない)
特に買いたいモノ・利用したいサービスとは何ですか。(複数回答)