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2018年 社長年頭所感

2018.01.01

株式会社博報堂
代表取締役社長 水島正幸

社員が成長し、もっと「サプライズ!」を生み出す会社へ

あけましておめでとうございます。

昨年4月社長に就任以降、多くのお得意先やパートナーのみなさまとお会いし、お話しをしてまいりました。飛躍的に進歩するテクノロジー、加速するグローバル化が、ビジネス環境を激変させていることを改めて肌で感じました。こうした時代、変化の本質を見極め、社会や生活者をリードする新たな価値を生み出すことが、当社の果たすべき役割だと強く実感しています。

私は、新たな価値を生み出す鍵は、「人の心を動かすこと」だと考えています。IoTやAIが発達しても、すべての真ん中には生活者がいて、そこには人間らしい感情や想いが存在します。生活者に対して、これまでにない驚きや感動に満ちた、常識に捉われない新しい未来を提示すること。これが私たちの目指す「人の心を動かす『サプライズ!』」です。この「サプライズ!」を生活者に提供し続けることが、時代を切り開く重要な一歩になると私たちは考えます。
「サプライズ!」を実現するのは、人の“クリエイティビティ”です。博報堂はこれまでも、社員一人ひとりがクリエイティビティを磨いてまいりました。そしてそのクリエイティビティをぶつけ合う「チームの力」で多様なアイデアを生み出してきました。今後もそれらをさらに研ぎ澄まし、外部の専門機関等とも連携を一層強化することで、より大きな「サプライズ!」を提供してまいります。
さらに、クリエイティビティを支えるマーケティング基盤として、博報堂DYグループ総力を上げて構築するオリジナルのデータベース「生活者データ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)」を進化させていきます。こうした最新装備も活用しながら、「サプライズ!」を提供し続けてまいります。

博報堂には、「人が資産」「自由と自立」「粒ぞろいより粒違い」など、人を真ん中に置いた企業文化を象徴するキーワードが多数あります。今年は「人がもっと“成長”する会社」を目指し、4月からは成長を重視した「新人事制度」を導入します。これにより「サプライズ!」を提供し続ける社員のさらなる成長を後押しし、社員の多様なキャリアづくりを推進します。
社員の成長は健康なくして実現しません。昨年新設した「ワークスタイルデザイン局」を通じ、本年も労働時間の削減や効率化などを遂行します。またデジタルインフラの整備、事業所内保育所開設など、働きやすい環境の整備にも着実に取り組みます。
こうした取り組みにより、社員一人ひとりが日々成長し、健やかに活躍出来る職場づくりを目指してまいります。

私たちの変わらぬフィロソフィーは「生活者発想」と「パートナー主義」です。新しい年、博報堂は、それぞれを一層進化させ、お得意先のみなさまと共に生活者や社会に「サプライズ!」を提供し続けます。そして、成長し続ける社員と、2020年以降の持続的で豊かな社会の実現にも貢献してまいりたいと考えています。

本年も博報堂をよろしくお願いいたします。

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