博報堂生活総研の生活の未来予測「生活動力」最新版

・これからの新しい人とのつながりは、テーマや目的のもと、幅広い人達が自発的に集まる「圏づくり」へ

・「圏を持つ人は2 人に1人」/「圏は13.4 人の幅広い人達の集まり・つながり」/「圏を持つ人の幸福度は76.8%」

2011年12月1日

東日本大震災後、絆、利他、がんばろうなど、人とのつながりが注目を集めました。こうした生活者の集まり・つながりについて、博報堂生活総合研究所で調査したところ、これまでの縁、ネットワーク、コミュニティとは異なる、新しい集まり・つながりが生まれていることがわかりました。

当研究所が毎年、年末から年始にかけ、生活の未来予測を発表する「生活動力」では、「テーマがある」「オープンである」「流動的である」という新しい集まり・つながりを「圏」と呼び、それを創り出す人々の行動を「圏づくり」と名付けました。今後、既存の枠組みを超えた、人々による主体的な新たな生活圏の再編が進むと思われます。

本日発表したリリースでは、どれぐらいの生活者が「圏」を持つのか、「圏」はこれまでの集まり・つながりとどう違うのかについて、ご報告しています。ぜひご覧ください。

<トピックス>

【1】 圏を持つ人は、2人に1人。

圏の定義を「自ら創ったり関わったり、もしくは自発的にそこにいる人と何らかの体験をともにする、テーマや目的を持った集まりや人とのつながり」として、その有無を質問したところ、圏を持つ人は、47.6%でした。

圏を持つ人のうち、今後、圏を「増やしたい」人は全体の20.5%。また、圏を持たない人のうち、今後、圏を「持ちたい」人は28.9%。これらを足し上げた、圏を「増やしたい/持ちたい」人は49.4%。ほぼ2人に1人が圏の拡張意向を示しています。

【2】 圏は13.4人の幅広い人達の集まり・つながり。

ひとつの圏の構成人員は平均13.4人。そこには、性別、年代、地域、職業などを超え、幅広い人達が集まっています。

圏のテーマは、地域再生や社会貢献などの「かたい」ものから、趣味や娯楽に関する「やわらかい」ものまで多種多様。また、圏の44.1%で「自分の持つ能力やスキル、仕事での専門性など」が活用されています。多種多様な圏の持つテーマがそこにいる人々の力を引き出しています。

【3】 圏を持つ人の幸福度は76.8%

圏を持つ人は、「自分のことを幸せだと思う」割合が76.8%と高く、圏を持たない人(61.3%)を15.5ポイントも上回ります。また、圏を持つ人は、圏のテーマや目的のために無理のない等身大のアクションを行い、その結果、大きなチカラを得ています。こうしたチカラが、人々を幸福へと導いているようです。

*詳しくは下記のニュースリリースをご覧下さい。

博報堂生活総合研究所 生活動力2012 「圏づくり」

*圏の構造に関する詳しい調査結果もご紹介しています。

(参考資料)「圏の構造調査」レポート