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博報堂生活総研[来月の消費予報・8月](消費意欲指数)

2017.07.27
#消費#生活総研

消費意欲指数は前年並みも、
夏の季節消費への意欲は、男性を中心に高まりがみられる

株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。8月の消費意欲指数は49.7点。前月比+0.6ポイント、前年同月比+0.2ポイントと、ほぼ横ばいとなりました。

Point 1:季節消費は、コト消費を中心に一定の高まりが期待できそう

夏休み、お盆、帰省などのある8月は、2014年以前は50点を上回る高い消費意欲指数を示していましたが、2015年以降は伸び悩むようになり、今年も前月比、前年同月比ともに横ばいの49.7点となりました。

しかし、消費意欲指数の理由(自由回答)を見ると、「夏休み、お盆など連休があるから出費が増えそう」といった季節消費への意欲を挙げる声は増加(16年8月146件→17年8月176件)。特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ても、「日用品」「車・バイク」などのモノ消費は前年から減る一方、「レジャー」「外食」「旅行」といった夏らしいコト消費は前年から増加しています。また、不景気などの社会的要因を心配する声も減少しており(16年8月48件→17年8月10件) 、消費意欲指数は横ばいながら、季節消費は一定の盛り上がりが期待できそうです。

Point 2:女性の意欲低下を男性が下支え

消費意欲指数の前年同月比を男女別に見ると、男性が+1.2ポイントであるのに対し、女性は-0.9ポイントとなっています。

また、特に買いたいモノ・利用したいサービスにおいても、男性は前年同月比で+2.7ポイントで、「旅行」「外食」「ファッション」「レジャー」の4項目で20人以上増加しているのに対して、女性は前年同月比-2.4ポイント、「旅行」「飲料」「理美容」「日用品」の4項目で20人以上減少と、男性とは逆の傾向を示しており、女性の低調ぶりを男性が下支えしているようです。

■ 質問項目(質問文)

[消費意欲指数]
消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、
あなたの来月(8月)の消費意欲は何点くらいですか。(自由回答)
また、あなたがその点数をつけた理由をお答えください。(自由回答)

[特に買いたいモノ・利用したいサービス]
あなたが来月(8月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか。(単一回答:ある/ない)
特に買いたいモノ・利用したいサービスとは何ですか。(複数回答)

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