子育てを終了した40-60代の女性は
「これからは 自分の時間を楽しみたい」(40.8%)>「これからは夫婦二人の時間を楽しみたい」(27.5%)
・「これからはひとりの時間を楽しみたい」 (29.3%)
・「これからは友人・仲間との時間 を楽しみたい」 (27.8%) とつづき、“自分全開”へ

博報堂新しい大人文化研究所では、40~60代を“新しい大人世代“と呼び、調査研究を行っています。
いま、40~60代はさらに大きく変化し、今後高齢社会を大きく変える兆しを見せています。2015年調査では『シニアから新大人へ』と、自分たちは従来の50・60代とは違うという意識の高まりをレポートしました。今年3月の調査結果に基づく今回のシリーズでは、「新しい大人へ:オンナも変わるオトコも変わる」として、さらに進化する生活者の意識変化を明らかにして行きます。

調査結果から「 40・50・60代女性が子育て終了を迎えて思うこと」は、まずはホッとし(41.4%)、ほぼ同レベルで「これからは自分の時間を楽しみたい」(40.8%) と感じています。さらに、「これからはひとりの時間 を楽しみたい」 (29.3%) 、「友人・仲間との時間を楽しみたい」 (27.8%)と、3項目で「夫婦二人の時間を楽しみたい(27.5%)」を上回り、さらに「大人になった娘 との時間を楽しみたい」(25.4%) が続きます。まさに「自分全開」です。男性もまずはホッとする(43.4%)ところまでは同じですが、それに続くのは「夫婦二人の時間を楽しみたい」 (34.0%) であり、女性とはきわめて対照的です。

子育てと家事に長年従事してきた彼女たちにとって、子育てを終えることは“実質的な定年”を意味します。「子育てが終わってようやく自分の時間を持てるようになった」の数値が40代女性で特に高くなっている(39.8%)のは、子供が中高生になって手がかからなくなったことがいかに“解放感”を生むかを示しています。また、「仲間や大人になった娘との時間」を大切にしたい気持ちは、夫定年後の「コミュニケーション」不安の裏返しとして求めている、とみることもできます。

さらに、彼女たちの「ひとりの時間を楽しみたい」 (29.3%) という思いは、男性の16.2%を大きく引き離しています。 50・60代女性はこれまで「仲間」や「母娘」で行動することが多かったのですが、団塊世代以降は「ひとりの時間も楽しみ」になり、「おひとり様」も楽しめる女性へと、より進化しているのです。

2003年頃始まったとされ、今だに続く「韓流ブーム」は彼女たちのパワーが発端となっており、他にも、石川遼くんブーム、ハンカチ王子(斎藤佑樹さん)、浅田真央さん・羽生結弦くん人気、さらには SMAP引退に対する署名運動といった社会現象をリードしてきました。

また消費の面でも、「絶対削れない子供の教育費と食費の終了」で家計がグッと楽になります。これが「母娘消費」「仲間消費」を生み出しています。北陸新幹線開通によって京都に加えて金沢が女性たちで溢れる定番の旅先になり、日本の旅行消費を牽引して来ました。ここに「おひとり様パワー」も加わり、 近年の「大人のひとり旅ブ―ム」を支えています。

こういう社会現象や消費を生み出す女性達を「自分爆発レディ」と名付けました。

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過去の「博報堂新しい大人文化研究所」調査レポートはこちらからご覧になれます。
http://www.h-hope.net/(新大人文化研究所ウェブサイト)