2011年10月06日
核家族化、共働き世帯の増加、小児科医不足、産後うつ…。日本の子育てを取り巻く環境は急激に変化し、新たな社会課題が噴出しています。
博報堂生活総合研究所(以下、博報堂生活総研)では、このような課題解決に母子手帳を活用できるのではないかと考え、「日本の母子手帳を変えよう」プロ ジェクトを2010年より実施しております。全国の父母や医療機関へのインタビュー、国内外の先進的な母子手帳の研究などを通じて、今の時代に必要と思わ れる「健康カルテ」機能、「癒し励まし」機能、「男女共育」機能や、記入しやすく親しみをもてるデザインなどを採用し、2011年3月に完成しました。
この手帳を使用していただける自治体の募集を行っておりましたが、この秋より、新たに全国32自治体で使用が開始されました。今年4月からすでに使用が始まっていた島根県海士町、栃木県茂木町とあわせて、現在34自治体でご使用いただいています。
ご使用いただいている34自治体からは、使い勝手に関するモニター結果をフィードバックしていただきます。2012年は厚生労働省奨励様式の変更が検討さ れ、10年ぶりの母子手帳改正が行われるタイミングであり、その改正内容とフィードバックの声を反映し、2012年4月からの使用分のさらなる改良を行う 予定です。
なお、2012年4月からの使用をご希望される自治体からの予約も受け付けております。
使用自治体や、新・母子健康手帳の詳細は、添付のPDFからご覧ください。