2017.01.26

例年以上に消費意欲の冷え込みが激しく、 調査開始以来の最低値を記録。

株式会社博報堂(本社・東京)のシンクタンク博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1,500名を対象に「来月の消費意欲」を点数化してもらうなど、消費の先行きに関する調査を毎月実施。その結果を「来月の消費予報」として発表しています。
2月の消費意欲指数は41.5点で、前月比-9.7pt、前年同月比-1.7pt。前月比大幅ダウンで過去最低値を記録しました。

                 2月のポイント

Point 1:不要不急の出費を控える意識がさらに強まり、過去最低値を更新

2月は年末年始の出費の反動と大きなイベントがない月のため、1年の中でも消費意欲指数の落ち込みが大きい月ですが、年々その傾向が強まっています。2015年以降、毎年前年同月割れを続けており(15年2月44.3点→16年2月43.3点→17年2月41.5点)、前年は2012年4月の調査開始以来の最低値を記録。今年はさらにそれを1.7ポイント下回って、過去最低値を更新しました。
消費意欲指数の理由(自由回答)を見ても、「欲しいものがない、意欲がない」が14年から毎年増加しており(14年2月440件→15年2月498件→16年2月500件→17年2月523件)、この時期、欲しいものが思いつかないという生活者の意識が強まっている印象です。

Point 2:年末年始以外の月における消費意欲の低減傾向が続いている

前述の通り、2017年2月は過去最低値となりましたが、2016年の消費意欲指数を振り返っても、12ヶ月中8ヶ月で前年同月を下回っています。特に2月(43.3点)、3月(45.9点)、7月(49.6点)、8月(49.5点)、11月(46.8点)の5回は、その月の過去最低値を記録しました。
また、消費意欲指数が50点を上回った月の回数は、2013年が5回(1月:55.4点、3月:50.3点、7月:51.3点、8月:53.3点、12月:55.5点)、2014年が4回(1月:50.8点、3月:53.8点、8月:51.6点、12月:56.7点)、2015年が3回(7月:50.5点、8月:50.3点、12月:55.4点)、2016年が2回(1月:50.8点、12月:56.1点)と、年々減少し続けています。
2017年1月を含め、年末年始の消費意欲指数は安定して高いものの、それ以外の月については低減する傾向が続いていることがうかがえます。

■ 質問項目(質問文)

[消費意欲指数]
消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、
あなたの来月(2月)の消費意欲は何点くらいですか。(自由回答)
また、あなたがその点数をつけた理由をお答えください。(自由回答)
[特に買いたいモノ・利用したいサービス]
あなたが来月(2月)、特に買いたいモノ・利用したいサービスはありますか。(単一回答:ある/ない)
特に買いたいモノ・利用したいサービスとは何ですか。(複数回答)