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博報堂ブランドデザイン、多様なインナーと関係構築を実現する非言語型のオリジナルワークショップツール 「CO-HA-CO」を提供開始

2016.12.15
#コンサルティング

 株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:戸田裕⼀)のブランディング専門組織「博報堂ブランドデザイン」は、非言語型のオリジナルワークショップツール「CO-HA-CO (コハコ)」の提供を開始いたしましたのでお知らせします。

企業の経営統合やM&A、グローバル化が加速する中、企業組織におけるビジョン共有、関係性の向上などが重要なテーマとなっています。一方で、これまで以上に立場や背景の多様なインナーに対し、画一的で一方通行のコミュニケーションは、機能しづらいのが現状です。

「CO-HA-CO」は、これらの課題に鑑み開発した新しいスタイルのワークショップツールです。可塑性の高い砂を用いて、参加メンバーが個々をとりまく「社会」「会社」「組織」を模した具体像(=「箱庭」)を創り上げ、与えられたミッションに対し、その庭を形成発展させながら組織の存在意義や個々メンバーの関わり方を考えていきます。ワークショップ終了時には、今後のビジョンがジオラマ的に図示化される仕組みです。

これまでのワークショップは、創発的なコミュニケーションによる即時的なビジョン共有などを得意としてきました。一方で社交的な会話が得意でない参加者を招く場合、配慮を要したり、言語が共通でない場合に同じスピード感での議論が進めにくい、同時通訳者が必要になる、などの課題がありました。これに対し、「CO-HA-CO」は、言葉以上に自分の手を使って、形・姿の見える実物に示して行くため、実感に基づいて作業進行が可能となり、これら課題に直面したワークショップの場合に効果を発揮できると期待されます。また、多様なビジョンを分かりやすく共有し、関係構築のスピードを高めたい事案に向いています。

当ワークショップツールは、一連のプロセスが心理療法の一つである「箱庭」に類似していることに加えて、共創(CO)を重視することから、「CO-HA-CO」と命名しました。既存ワークショップの効果を高めるツールと位置づけ、グローバル展開した各国拠点間の意識統合をはかりたい日本企業の国際部門、経営統合・海外進出等の拡大後の組織間の結束・連携強化を模索している企業のほか、市町村合併後の市民意識共有などでの活用を想定しています。

なお当ツールは、事案ごとに個別に活用法を設計するものとします。

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