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コンテンツビジネスラボ「2016年リーチ力・支出喚起力ランキング」

2016.09.12
#コンテンツビジネス

リアルタイム、リアルプレイスでの体験設計を重視したコンテンツに注目

〜「コンテンツファン消費行動調査 2016」より〜

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社博報堂

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区、社長:大森壽郎)と株式会社博報堂(本社:東京都港区、社長:戸田裕一)との共同研究プロジェクト「コンテンツビジネスラボ」は、毎年実施している全国調査「コンテンツファン消費行動調査」の2016年版を実施し、そのデータをもとに最新の全11カテゴリ・計740のコンテンツに関する、「リーチ力・支出喚起力ランキング」を算出いたしました。

 ※「リーチ力」と「支出喚起力」は、企業のコンテンツ活用を促進するために、コンテンツビジネスラボが開発した独自指標

■リーチ力・支出喚起力ランキングの概要

2016年調査における個別タイトル・アーティストに関するTop10ランキングを見ると(下表)、リーチ力では「ONE PIECE」がトップとなり、他には「名探偵コナン」「進撃の巨人」「ドラゴンボール」といった、2015年に劇場映画化した人気コミックコンテンツが上位に入りました。また、ファンによる支出喚起力ランキングで上位に入っているコンテンツは、2015年にドームツアーを行った「嵐」を筆頭に、ライブ活動の活発なアーティストグループが多数を占めました。また、「ラブライブ!」や「アイドルマスターシリーズ」といったリアルタイム性の高いアニメ・リズムゲーム・声優イベントを提供している作品も入りました。
リーチ力・支出喚起力共に、劇場公開、ライブコンサート、イベントといった、リアルタイムかつリアルプレイスで提供されるライブ体験型のコンテンツのパワーが目立つ結果となりました。

2016年調査全体 リーチ力・支出喚起力ランキング Top10

※リーチ力と支出喚起力
リーチ力:そのコンテンツが一年間に到達できる人数を表す指標です。コンテンツの力を活かして幅広い生活者に自社商品やサービスを知らせる際に参照します。この指標が高いと、キャラクタータイアップ・CMへの起用・PRなどの活用に向いています。

支出喚起力:コアファンによる、年間の関連市場規模の指標です。自社の商品やサービスそのものにコンテンツを組み込んだオリジナルの企画を開発し、コンテンツファンの実際の購買を目的とする際に、どのくらいの売上規模が見込めるかを推計することができます。

※リーチ人数の集計に不備があったため、訂正版に差替えました。(2017.2.7)

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