・60代、夫婦ふたり(子どもとの同居なし)の場合、朝食のおかず2~3品以上が69.1%、夕食では4~5品以上が59.2%。40代、50代と比べても、おかずの品数が多い。
・60代の93.5%は「食事や料理に楽しみ」を感じており、食への意識は「手づくり」「旬のもの」「国産食材」「栄養バランス」とグルメ志向

博報堂新しい大人文化研究所では、40~60代を“新しい大人世代“と呼び、調査研究を行っています。調査結果を見ると、40~60代の変化は、さらに本格感を増しています。新大人研レポート2012~13年は「絶滅!?する中高年-“新しい大人世代の登場”」、2013~14年は「いま高齢社会は“新しい大人社会”へと大きく変化」でした。2015年からはあらためて生活者の変化に注目して『シニアから新大人へ』。自分たちは従来の50・60代とは違うという意識が高まっています。40代も含めて、単なる「若々しさ」だけでなく多方面での新たな兆しが見えて来ました。今回のシリーズでは、消費にも大きな影響を与えるその生活者の意識変化を明らかにして行きます。

おかずの品数は、朝食で2~3品以上を摂る人が40~60代全体の52.4%に対し、60代は66.8%、60代・夫婦ふたり(子どもとの同居なし)では69.1%。夕食で4~5品以上が全体の43.6%に対し、60代は57.1%、60代・夫婦ふたり(子どもとの同居なし)では59.2%。40代・50代と比較しても、おかずの品数が多いのが特徴です。
食事や料理に楽しみを感じている人は40~60代全体で91.7%に達しており、60代は93.5%とやや高くなっています。

食事や料理における気持ちや行動では、40~60代全体で1位が「自分自身で料理を作る」、2位「栄養バランス」 、3位「手づくり」 、4位「季節の旬のもの」、5位「海外産より国産の食材」であり、特に女性にその傾向が強く表れています。60代では「季節の旬のもの」が3位に浮上、「海外産より国産の食材」が4位と、食材へのこだわりがみえる結果となっており、60代のグルメ志向がうかがえます。

おかずの品数をみると、60代になると食が太くなっているような印象を持ちますが、定年後に子どもが独立した家庭では、夕食で小皿や小鉢が数多く並ぶ食卓となり、言わばビストロ化・居酒屋化が進んでいます。夫婦ふたりの食卓になって、一皿一皿は少量ですが、たくさんの種類の料理や食材を楽しむ“アラカルトグルメ” となっているようです。

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