NEWS

博報堂、店頭に設置した3Dセンサーを活用し、生活者の買物行動測定へ アメリカ・Shopperception社と日本における独占ライセンス契約を締結

2016.04.07
#デジタル#プロモーション

 株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:戸田裕⼀、以下、博報堂)は、アメリカのShopperception (ショッパーセプション)社(本社:ニューアーク、代表:Alfonso Perez)と、日本における独占ライセンス契約を締結(※1)しましたのでお知らせします。Shopperception社は3Dセンサーを活用し買物客の棚前行動を測定する技術を保持しており、本契約により、店頭における生活者の買物行動データの測定が可能になります。

  近年、スマートフォンの普及や位置測位技術の進化によって買物客の様々な店内行動の測定が可能となったことから、国内外で様々なサービスが登場し始めています。ところが、売場通過・売場立寄の測定だけではなく、棚前での商品接触までの行動をデータ化することは困難でした。

 Shopperception社は、売場・棚の通過人数、滞在人数・滞在時間等の測定に加えて、購買の意思決定が行われる「接触」までを商品ごとに捕捉し、個人を特定しない情報を用いて、アクチュアルデータ化が可能な技術を保有しています。売場・棚全体の評価に加え、商品接触データを活用した棚割り・品揃えの評価、商品ごとのマーケティング施策の評価等まで踏み込んだ分析を行うことができます。

 博報堂は、店頭における生活者の買物行動データ測定強化にあたり、Shopperception社とライセンス契約を締結、本技術を活用した棚前行動測定サービスを提供します。本サービスはShopperception社の特許技術によって測定した棚前行動データを、博報堂が他のビッグデータと統合して分析、売場改革のアクションプラン策定に活用します。例えば、同カテゴリ内での商品ごとの接触率や購買率等の指標に基づく課題抽出、および課題解決につながる棚割開発などを行ってまいります。両社の協業により、買物客・メーカー・流通の三者のメリットを満たすサービスを提供することが可能となります。

 なお、本サービス提供により、買物行動の活性化につなげる博報堂独自のプラニング手法「ショッパーズ・カスケード™モデル」を強化します。

  今後はさらにShopperception社の特許技術を活用し、棚前行動データに基づく店内での情報配信サービスの開発を推進します。店内でのデジタルサイネージや買物客が保有するデバイスに対して、商品接触状況や、購買データ、WEB行動データ等を活用し、リアルタイムに情報を配信する仕組みを開発し、取り組みを強化していく予定です。

 ※1 アジア市場でもライセンス契約を締結

⇒詳細はこちら

FACEBOOK
でシェア

X
でシェア