若者世代とは交流・協力し、それだけでなく若者世代をサポートしたい。

「大人世代と若者世代がお互いの良さを認め合いつつ、交流・協力し、新しい文化や潮流が生まれることが望ましい」「大人世代が若者世代を応援して、若者世代から新しい文化や潮流が生まれることが望ましい」が共に7割強に。年代が高くなるにつれ、この傾向が強くなっている。

博報堂新しい大人文化研究所では、40~60代を“新しい大人世代“と呼び、調査研究を行っています。調査結果を見ると、40~60代の変化は、さらに本格感を増しています。新大人研レポート2012~13年は「絶滅!?する中高年-“新しい大人世代の登場”」、2013~14年は「いま高齢社会は“新しい大人社会”へと大きく変化」でした。2015年はあらためて生活者の変化に注目して『シニアから新大人へ』。自分たちは従来の50・60代とは違うという意識が高まっています。40代も含めて、単なる「若々しさ」だけでなく多方面での新たな兆しが見えて来ました。今回のシリーズでは、消費にも大きな影響を与えるその生活者の意識変化を明らかにして行きます。

新しい大人世代では「若者世代と交流・協力・支援したい」というクロスジェネレーション欲求が高く、今回の調査結果から、新しい大人世代は若者との交流・協力を望んでおり、「若者をサポートしたい」と思っていることが明らかになりました。

大人世代と若者世代の世代間交流・協力について77%が「望ましい」と回答しており、新しい大人世代において若者世代との世代間交流・協力意欲が高い結果となっています。さらに、単なる交流にとどまらず、「大人世代が若者世代を応援することで、若者から新しく社会的にも意義のある文化・潮流が生まれる時代が望ましい」と回答する人は75.3%に上りました。新しい大人世代は若者世代をサポートして、若者から新しいことが生まれるようにしたいと考えているようです。ちなみに 「コミュニケーションを増やしたい相手」に関しては、「年齢問わず価値観を共有できる友人・知人」が全体の75.0%となり、他世代とのコミュニケ―ションも積極的に行いたいと思っていることがわかります。

大人世代においては若者と交流し、彼らをサポートしたい気持ちが強いという今回の調査結果から、新型50・60代は“助けられる世代”ではなく、“助ける世代”になろうとしていることが伺えます。若者世代は調査していないのですが大人世代からは可能性が見えてきました。世代交代で第一線から退くのではなく、若者世代とのクロスジェネレーションを進めることで、社会が活性化する可能性も見えてきます。“一億総活躍”と言われていますが、大人世代の活躍によって若者世代が活躍できる、ということが少なくとも大人世代への調査から言えそうです。

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