●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●4月は [消費意欲指数= 45.9点][デフレ生活指数= 60.5点]

 

生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【4月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

4月の消費意欲指数は45.9点で、前月比-0.4ポイントと横ばい。消費税増税がスタートした前年同月と比べると、+2.2ポイントとやや高めですが、一昨年と比べると-2.6ポイントとなっています。
デフレ生活指数は60.5点、前月比は+0.6ポイントで横ばい。前年同月比は-2.3ポイントでした。

Point1   消費意欲は低空飛行が続いている

昨年4月の消費税増税から1年。消費意欲指数は2月以降45点前後の低空飛行が続いています。
4月は元々、3月の新生活準備と5月の連休に挟まれて、消費意欲が高まらない月ですが、一昨年の2013年(48.5点)と比べても-2.6ポイントの低いレベルにとどまっています(昨年は消費税増税のスタートによって、消費意欲が前月比-10.1ポイントと大きく落ち込んだ月なので、前年同月比では+2.2ポイントのプラス)。
消費意欲の理由を見ると、消費税増税を直接理由に挙げる人はほとんど見られなくなってはきたものの、 「欲しいものはあるが余裕がない」といった消費意欲を抑制している回答(14年3月17件→15年3月55件)や、「特別欲しいものがない」と意欲そのものが減退している回答(14年3月229件→15年3月397件)が昨年よりも増えています。
また、特に買いたいモノ・利用したいサービスの中身では家電、パソコン、衣類、旅行などが減少。値上がりや円安、海外での事件なども相まって、消費意欲がなかなか上がらない空気感があるようです。

Point2 高年代層の消費意欲が萎縮

低調な中にあっても、女性20代や男性20~40代は前月比で2.5~3.7ポイント伸びています。特に、女性20代は53.5点と全性年代中で唯一50点台に回復しており、消費意欲の理由を見ると「欲しいものがある」が昨年、一昨年よりも増えており、意欲を抑制する感覚が他層より低くなっています。
一方で、男性60代は前月比-8.3ポイントと大きく低下し、調査開始以来の最低値となりました。その他にも、男性50代、女性60代でも前月比が4ポイント以上のマイナスで、高年代層で消費意欲の減退が見受けられます。
また、男性50・60代、女性60代の消費意欲の理由では、「特別欲しいものがない」と答えた人が昨年、一昨年と比べて増加し、また、男性50代で「物価高、値上がり、円安」を理由に挙げる人が前月より増加しています。高年代層は収入が増える見込みが少なく、先行きも楽観できない中で、消費意欲が委縮傾向にあるようです。

 

質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(4月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(4月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編・4月