●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●12月は [消費意欲指数= 56.7点][デフレ生活指数= 65.7点]

2014年12月1日

生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【12月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

12月の消費意欲指数は56.7点で調査開始以来の最高値。前月比+9.5ポイントもこれまでで最大の上昇幅となっています。前年同月比も+1.2ポイントで、今年9月以来の前年越えとなりました。

デフレ生活指数の65.7点も今年最高値で、前月比は+3.4ポイント。前年同月比は+2.7ポイントでした。

Point
消費意欲指数が過去最高。季節的な出費も大義名分となっている模様

消費意欲指数56.7点、前月比+9.5ポイントは、いずれも調査開始以来の最高値。12月は、クリスマスや年末年始などお金を使う大義名分を立てやすいせいか、消費税増税後抑え気味だった消費意欲が一時的にせよ解き放たれた印象があります。消費意欲指数の理由を見ても、季節的な出費(クリスマス、忘年会、お歳暮、年末年始の準備など)への意向が、前年よりも多く挙がっています。
また、「消費税も増税と言われているので年内に買うのが理想」という声に代表されるように、再増税前最後の年末年始に向けた駈け込み消費への意向も若干見られました。(注:調査時期は、消費税再増税延期の発表前)

Point2
ファッション、家電などモノ消費への意欲も高まる

特に買いたいモノ・利用したいサービスがある人も40.6%と高く(前月比+14.1ポイント、前年同月比+2.5ポイント)、2012年12月の40.9%以降はじめて40%を超えました。
具体的な内容では、衣類、靴、化粧品などのファッション、および家電、AV関連、PC、カメラなどが前月を上回っています(ファッション関係は対前年でも伸びている)。その一方で、旅行は伸びていません。必要なモノを揃えたいということでモノへの意欲は高まっても、コト消費にまでは回りきれない状況と考えられます。

Point3
消費機会は増えても、消費金額が増えるかどうかは不透明

デフレ生活指数も+3.4ポイント上昇して、今年最高の65.7点となりました。65点を超えたのは、2013年1月以来です。12月は例年、デフレ生活指数が高まる月ではありませんが、今年は、消費意欲指数と同時に、デフレ生活指数も上昇する形となりました。デフレ生活指数の理由を見ると、「年末年始やクリスマス、何かと出費が増えるので、安くすませたい」「お金を使う機会が多いから、個々の金額は抑えたい」といった意見が目立っています。
消費税増税以降、抑えていた消費機会が、ボーナス、クリスマス、年末年始のタイミングで増えることは間違いないようですが、機会が増えても、消費金額が増えるかどうかは不透明です。

■時系列グラフ

 

■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(12月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(12月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

 博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編 12月