―最新研究「『The Connected Family』、アセアンにおける新たな家族像」を発表―

2014年10月9日

博報堂が2014年3月にタイに開設した、博報堂生活総合研究所アセアン(以下、博報堂生活総研アセアン)は2014年10月9日、バンコクにて、初となる「アセアン生活者フォーラム2014~アセアンにおける新たな家族像~」と題し、アセアンの生活者に関する最新の研究成果を発表いたしました。
多数のアセアン各国の企業・タイ企業・日本企業のマーケティング担当や経営層、タイのマスコミ各社などを中心に200名を超える方々にお集まりいただき、成功裏に終了いたしましたので、お知らせ致します。

今回のフォーラムでは、まず博報堂の戸田裕一代表取締役社長が登壇し、今回の研究の基本の考え方となる「生活者発想」は、博報堂グループのフィロソフィーであること、博報堂生活総研アセアンは、博報堂が日本で蓄積してきた生活者研究のノウハウを活かし、アセアンに根差しながら企業のマーケティング活動をサポートしていくことで、生活者・社会に貢献し、「アセアンでの博報堂の独創性」を確立していく、とご挨拶させて頂きました。

最新の研究は、博報堂オリジナルのデータベース「アセアン生活定点」*¹や、「家族MAP法」を用いた「アセアン家庭訪問調査」*²、人口統計データなどを活用し、アセアン生活者を対象とした定量・定性調査両面からアプローチし、以下のような内容を発表いたしました。

アセアンにおいて新しい家族が誕生しています。アセアン各国に共通している経済成長に伴う都市化・核家族化によって、日本や先進国のように、家族の分断・分散が起こるのではなく、アセアンは独自の道を辿ると考えました。「核家族化してもなお一族全体で幸せになりたい」、「経済成長とスマート化が同時に起こる世界的にも類を見ない環境の中で、住居環境向上よりも情報環境整備を優先したい」というアセアン各国の家族に共通する二つの欲求により、一見大家族が複数の核家族に分散・分断しているかのように見えますが、実は一族の連携は強まっているという新しいアセアンの家族像が見えてきました。私たちはこの一見、分散・分断しているように見える、見えない大家族を「The Connected Family」と命名しました。本研究を通して、大家族でも核家族でもなく「The Connected Family」として一族全体で幸せになろうとするアセアンで共通する生活者の姿が浮かび上がってきました。

今後も博報堂生活総研アセアンは生活者研究を継続し、独自の視点でアセアンの生活者を見つめ、新しい角度からの洞察を提言していきます。

*¹「アセアン生活定点」・・・今後隔年で定点的に調査を実施し、生活者の生活を360度全方位で捉え、時系列的に把握することが出来る博報堂オリジナルの調査。

【調査概要】

調査都市:バンコク、ジャカルタ、クアラルンプール 、シンガポール、ホーチミンシティー、マニラ
サンプル数:5400 サンプル(各都市900 サンプル)
対象者:15 歳から59 歳 SEC(A~D)人口構成比で割り付け
調査項目:1003 項目
調査手法:訪問面接調査
調査期間:2013 年12 月~2014 年1 月

*²「アセアン家庭訪問調査」・・・2014年アセアン生活者フォーラムのために、家族MAP法という独自の調査手法を用いて、アセアン家族の実態を把握した調査。

【調査概要】

対象都市:バンコク、ジャカルタ、クアラルンプール、シンガポール、ホーチミンシティー、マニラ
対象:24 家族 (各国4 家族)核家族3 大家族1 対象者一人はスマートフォン保有
調査手法:家庭訪問調査・家族MAP法
調査期間:2014 年5 月
調査機関:株式会社 東京サーベイ・リサーチ/Cimigo Holdings Ltd.

【博報堂生活総研アセアン】 概要

2014 年、博報堂生活総研アセアンはアセアンにおける博報堂グループの生活者を研究するシンクタンクとして設立されました。日本で1981 年に生活総合研究所を設立して以来、30 年以上蓄積してきた生活者研究のノウハウを生かし、アセアンにおける企業のマーケティング活動をサポートしていくと共に、これからのアセアンでの新しい暮らしの在り方を洞察・提言していきます。

■正式名称:博報堂生活総合研究所アセアン

■英文名称:Hakuhodo Institute of Life and Living ASEAN

■所長:帆刈吾郎(博報堂アジア・パシフィック)

■所在地:タイ・バンコク市(博報堂アジア・パシフィック内)

■研究・活動内容:

・アセアン生活者の生活定点調査「アセアン生活定点」(隔年に一度)

・アセアン各国視点での調査・分析

・アセアン各国でのフォーラム開催

・生活定点調査に基づくアセアン生活者の未来洞察の提言

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