●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●10月は [消費意欲指数= 46.6点][デフレ生活指数= 61.5点]

2014年10月1日

生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【10月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

10月の消費意欲指数は46.6点、前月比は-2.0ポイントで2ヶ月連続の低下となりました。また、4月の増税以降、前年割れが続いた消費意欲指数は、9月に初の前年越えとなりましたが、10月は再び前年同月を-2.6ポイント下回る結果となりました。

デフレ生活指数は61.5点、前月比は-0.3ポイントの横ばい、前年同月比は-0.9ポイントでした。

 

POINT1
秋冬に向けた購入予定はあるものの、消費意欲指数としては低調

10月の消費意欲指数は46.6点で、前月より-2.0ポイント低下しましたが、消費意欲指数の理由を見ると、秋物、冬物などの衣類が欲しいという回答は前月より増えています。さらに「特に買いたいモノ・利用したいサービス」でも、PC、携帯電話(スマートフォン含む)、衣類、靴、鞄などが前月より増えており、買いたいものがないわけではないようです。
にもかかわらず消費意欲指数が低下しているということで、その背景を、消費意欲指数が低い人の理由から探ってみました。まず消費税増税を消費意欲低下の理由に上げる人が、4月の547件をピークに9月には50件を切るまでに減っていたのが、増税半年後である10月は再び70件に増えていました(4月:547件→5月:369件→6月:147件→7月:51件→8月:52件→9月:44件→10月:70件)。
その中身は、「増税の影響を感じるようになってきたから」「消費税は上がったが収入は増えない」「消費税10%に備えて控える」などであり、消費税8%という状況がじわじわとボディーブローのように効いてきたことや、今後の消費税増税に対する懸念が、消費意欲の抑制につながっていることがわかります。

POINT2
消費の牽引層である女性20代の落ち込みが大きい

消費意欲指数の低下が最も大きかった層のひとつが女性20代で、9月から-6.2ポイント低下し、50.2点となりました。女性20代は消費税増税後も6月以降は、全性年代層の中で一番高い消費意欲を見せていましたが、10月は他の女性層と同じレベルとなりました。
女性20代も、「秋物が欲しい」人が9月よりも倍以上増えていたり、「特に買いたいモノ・利用したいサービス」がある人もやや増えていたり、買いたいものがないわけではないようですが、いまひとつ消費意欲の高まりにはつながっていないようです。消費意欲指数の理由を見ると、「増税などで物の値段が高くなっている。必要なものは買うが、進んで買おうとは思えない」など、これまで常に消費を牽引してきたさすがの女性20代も、消費税増税の影響を受けて、消費意欲を制限していることが感じられます。

■時系列グラフ

■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(10月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(10月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

 

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編 10月