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博報堂生活総研[生活インデックスレポート・消費動向編・7月](消費意欲指数・デフレ生活指数)

2014.07.01
#消費#生活総研

●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●7月は [消費意欲指数= 49.7点][デフレ生活指数= 61.2点]

2014年7月1日

 生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【7月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

 

■サマリー

7月の消費意欲指数は49.7点、前月比は+2.5ポイント上昇しました。前年同月比は-1.6ポイントとなっています。
デフレ生活指数は61.2点、前月比は+0.1ポイントで横ばいです。前年同月比は-3.4ポイントと差が見られます。

■2つのポイント

①消費意欲はボーナスや季節消費を追い風にやや上昇
7月の消費意欲指数は前月から+2.5ポイントとやや上昇しました。6月から7月にかけては、2012年、2013年も同様の伸びを示しており、7月はボーナスを見込んだ消費意欲が高まる月となっています。消費意欲指数の理由を見ても、夏物の衣料・雑貨、暑さ対策グッズが欲しいとの声が多く挙がっています。また、「特に買いたいモノ・利用したいサービス」では、化粧品、アクセサリーが前年を上回るなど、消費意欲は順調に伸び、消費税増税を懸念材料にあげる人は前月の10%から7月は3%と、かなり少なくなりました。

②再び男性を上回りはじめた女性の消費意欲
消費意欲指数の伸びには男女差が見られます。女性は前月比+4.4ポイントで、前年同月比も-0.9ポイントとほぼ前年並みになっていますが、男性は前月比がわずかに+0.6ポイントで、前年同月比も-2.4ポイントと差が開いています。「特に買いたいモノ・利用したいサービス」を見ても、女性は前月から+10.4ポイント上昇し、前年同月を上回るまでに回復しましたが、男性は前月から+0.8ポイントとほぼ横ばいに留まりました。通常、消費意欲は男性より女性で高い傾向にありますが、増税前後には男女差が縮まっていました。しかし、7月には男女差が広がり、女性の意欲が男性を再び上回るという本来の姿を取り戻しつつあります。
消費意欲指数の理由では、女性はボーナスや夏のセールを期待する声が多くなっています。一方、男性は「お金の余裕がない、ボーナスが期待できない」など、収入への懸念を抱く回答が目立っています。

 

■時系列グラフ

 ■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(7月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(7月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

 

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編 7月

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