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博報堂、神戸市他とともに現在地の最大津波浸水深がわかる スマートフォン向けウェブサービス「ココクル?」を開発

2014.05.01
#デジタル#地域

2014年5月1日

株式会社博報堂(東京都港区、代表取締役:戸田裕一)は、ソーシャルデザインプロジェクトissue+designおよび、神戸市危機管理室・デザイン都市推進室との恊働により、津波避難・防災に関する情報ウェブサービス「ココクル?」をスマートフォン、タブレット向けに開発いたしましたのでお知らせいたします。

近い将来、「南海トラフ大地震」が発生すると予測されており、太平洋沿岸の自治体では巨大津波への対策が急がれます。各自治体では地域別の最大津波浸水深を示した「津波ハザードマップ」を公開していますが、自治体のHPにPDF等で添付されていることが多く、現在地がわかりにくい、スマートフォン等ではみにくい、また、外出時にみることができず、いざという時に使えないのではないか、など多くの課題を抱えています。

この度開発した「神戸市津波防災ウエブサービス ココクル?」は、兵庫県が既に発表している「神戸市津波ハザードマップ」のウェブ(主にスマートフォン向け)版であり、スマートフォンのGPS機能を利用することで、「南海トラフ大地震」発生時に、自分が現在いる場所に津波が、最大でどの程度の高さで、最短何分で到達するかを知ることができるスマートフォン、タブレット向けのウェブサービスです。

ウェブにアクセスすると、現在地の情報に基づき0mから5mまでの8段階のピクトグラムで最大の津波の高さが視覚的にわかります。更にウェブ内の「津波ハザードマップ」にアクセスすると、現在地および周辺の浸水深がわかり、避難すべき方向の示唆が得られます。

また、「津波ハザードマップ」だけでなく、津波警報が発令された場合の避難行動等、津波に備えて知っておいてほしいさまざまな情報を掲載しています。

今後、博報堂では、神戸から始まったこのサービスを、全国各地の津波およびその他災害の危険性がある地域で、「津波ハザードマップ」などを既にご用意されている自治体に対し、同様のウェブサービスの開発・普及を推進していく予定です。

『ココクル?』専用サイト → http://kokokuru.jp

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