●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●4月は [消費意欲指数=43.7点][デフレ生活指数=62.8点]

2014年4月2日

生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【4月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

 2014年4月は [ 消費意欲指数 43.7点 ] [ デフレ生活指数  62.8点 ]

 

 

 ■サマリー
4月の消費意欲指数は43.7点。前月比-10.1ポイントと大幅に低下しました。前年同月比で見ても-4.8ポイントと低調です。デフレ生活指数は62.8点で、前月から変化はありません。前年同月比も+0.6ポイントでほぼ前年並みです。

■3つのポイント
(1)増税の影響で消費意欲が大幅ダウン。調査開始以来の最低値を記録

4月の消費意欲指数は、前月の消費税増税前の駆け込み需要から一転、大幅な低下となりました。43.7点は2012年5月の調査開始以来、最低の消費意欲指数。前月からの下げ幅も-10.1ポイントと調査開始以来2番目の大きさです。4月からの消費税増税による買い控え意識が大きく影響していると考えられ、「特に買いたいモノ・サービスがある」人は、先月の37%から13%へ大幅に減少。こちらも調査開始以来、最低の値となっています。

(2)3人に1人が、増税による買い控え
消費意欲の点数の理由を見ると、約3人に1人が消費税増税による買い控えをあげています。昨年見られた春物衣料や新生活・新年度での出費意欲は、鳴りを潜めています。消費税増税による行動や心理には、次のようなものが見られました。
 ① 消費を控える、節約する(必要なもの以外は買わない、高額品は控える、節約する、買うべきか 冷静に検討するなど)
 ② 消費に向けた気持ちが高まらない(意欲がそがれる、テンションが下がるなど)
 ③ 受け止めるしかないけれど、最初のうちは抵抗感を感じる
 ④ 3月までに(増税前に)買うものは買ってしまうので、4月は控える
 ⑤ 収入とのバランスが心配(収入は上がらないのに消費税が上がるなど)
ただし、3%の増税が家計に深刻な影響を与える、金銭的な余裕がなくなるという意見はそれほど多くなく、増税によって買い控え意識が高まっている人は多いものの、一時的な影響にとどまるものと見られます。

(3)デフレ生活指数に変化はないが、生活防衛の姿勢には変化の兆しあり
消費意欲指数の大幅低下に対し、デフレ生活指数は先月比、前年比とも、大きな変化は見られません。
一見、「安く買いたい」意向は一定のように見えますが、点数の理由を前年同月と比較すると、「お金に余裕がない」、「少しでも節約したい、貯金したい」とする人は半減しています。その逆に、増税も含め「物価や光熱費の全体的な上昇」を理由とする人は大幅に増加したのです。“とにかく節約して、お金を保持する”という姿勢から、“物価が上昇する中、値ごろ感のあるモノ・サービスは逃さない”という姿勢へと、生活防衛の仕方にも変化が現れてきています。

■時系列グラフ

 

■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(4月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(4月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

 ※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

 

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編 4月