●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2種類から分析
●3月は [消費意欲指数=53.8点][デフレ生活指数=62.8点]

2014年3月3日

生活インデックスとは、生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。今回の生活インデックスレポートでは、【3月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

 2014年3月は [ 消費意欲指数 53.8点 ] [ デフレ生活指数  62.8点 ]

 

 ■サマリー
消費意欲指数は53.8点で2月から+5.2ポイントと大幅に上昇しました。前年同月と比べても+3.5ポイントです。デフレ生活指数は62.8点で2月から2.2ポイントの上昇。前年同月比では同水準となっています。

 

■3つのポイント
(1)増税直前で消費意欲が大幅アップ。約4人に1人が「駆け込む」

今月は消費意欲指数が前月比+5.2ポイントと大幅に上昇しています。3月はもともと進学、新学期、就職など新生活に向けた準備や、春服需要などで消費意欲が高まる時期です。昨年3月も前月比+5.1ポイントの大幅上昇でしたが、今月はその時の指数を更に3.5ポイント上回りました。

今月の上昇の背景には、やはり4月からの消費税増税が大きく影響しています。点数の理由を見ると、約4人に1人(24.1%)が増税前に駆け込みで消費する意向を示しています。「どうせ同じ商品を買うのなら」、「日用品を買いだめする」、「高いものや保存のきくものを」などの意見が目立っています。

ただし、生活者全体がそのように考えているわけではありません。少数ながら、「消費税増税前に既に値上げラッシュが起こっていて意欲がわかない」、「消費税より価格の変動の方が大きいと思う」、「増税後は需要が落ちて値引きや還元セールが行われ、むしろ安く買えそう」などといった冷静な意見も見られています。

(2) 女性の駆け込み意向は男性の約2倍。首都圏も他地域に比べ強く反応

2月からの消費意欲指数の伸びを性別で見てみると、男性の+2.0ポイントに対して、女性は+8.5ポイントと大きく上昇しています。点数の理由で「消費税増税前に買えるものを買っておきたい」と、“駆け込み”の意向を示した人は男性16%に対して、女性は32%と約2倍。「日用品、消耗品を買いだめしておく」という意見が多く見られます。

地域別では首都圏の消費意欲指数が最も高く55.3点。点数の理由でも、“駆け込み”の意向を示す人が他地域に比べて多くなっています。

(3) 様々なモノ・サービスに拡がる駆け込み需要。耐久消費財、日用品以外にも

“特に買いたいモノ・利用したいサービス”の内容を見ても、駆け込み需要の影響が目立ちます。

買いたいモノとして「白物家電、AV機器、PC」が挙がった数は合計331件と調査開始以来最多となりました。他にも、「レトルト・インスタント食品、調味料、米、菓子」などの、日持ちする食品。「コンタクトレンズ、薬・サプリ、化粧品」などの、かさばらず高単価な消費財。「定期券、美容院、リフォーム」などの、定期的に利用するサービスが多く挙がっています。

通常時は“安く買いたいモノ”の回答にしか挙がらない、「シャンプー・リンス、トイレットペーパー、おむつ、ペットフード」などの日用品も、今月は買いだめのために“特に買いたいモノ”の回答に多く挙げられています。

 

 ■時系列グラフ<全体>

 

■質問文
Q. 消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(3月)の消費意欲は何点くらいですか?
Q. デフレ生活志向が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月(3月)のデフレ生活志向は何点くらいですか?

 ※性年代別・地域別の時系列グラフや「買いたいモノ・利用したいサービス」の有無、生活者の声を添付のPDFで詳しく紹介しています。

 

博報堂生活総研「生活インデックスレポート」消費動向編 3月