60代男女の半数以上が社会貢献活動に意欲。

社会性消費も意識。クルマはハイブリッド車、家はエコハウス。


いま40~60代生活者が「日本の高齢社会を大きく転換」しようとしています。会社は退職しても社会はリタイアしない人たちが増えています。「博報堂 新しい大人文化研究所」は、これらの世代を総称して“新しい大人世代”と名付け、調査研究を行っています。昨年(2012年度)は『絶滅!?する中高年-“新しい大人世代の登場”』と題して連続レポートを発表してきました。このたび新たに全国40~60代男女に対する調査を実施し、分析を行った結果、高齢社会が“新しい大人社会”へと転換する「兆し」が見えてきました。新しい大人世代、とりわけ、リタイアした60代の団塊世代が、今ようやく動き出し、日本の高齢社会そのものが、生活者の力で大きく転換しようとしています。調査結果から読み取れる変化の兆しを、生活のさまざまな角度からご報告します。

その④は、「社会性」です。

  従来の高齢者といえば、社会でも家庭でもいたわるべきお年寄りであり、社会的な弱者・受益者というイメージがありました。実際、介護も社会保障もいかに高齢者をケアするかという視点で組み立てられています。それはそれで必要不可欠なことではありますが、今回の調査では、新しい大人世代に「社会との関わり」を持とうとする意識が台頭し、自ら世の中の役に立ちたいと思う“社会に貢献するエルダー”へと変化してきた姿が見えてきました。

  消費に関しても「社会性」を強く意識しています。今後買いたいクルマ(車種)の1位はハイブリッド車。リフォーム・住み替え後に変えた/変えたい住環境では、1位に太陽光などの自家発電を取り入れたいと回答、エコに貢献したいという意識が伺えます。

  従来の高齢者から、生産も消費にも意欲的で、社会に寄与したいというマインドがはっきりしている「自ら社会に何らかの貢献をして行くエルダー」への変化は、まさに高齢社会そのものが変わる兆です。40~60代が概ね、その傾向にあるため、これが一過性のものでなく、今後、少なくとも20年は続き、高齢社会全体を大きく変えて行くと見られます。

 

ニュースリリース詳細

過去のレポートは、こちらでご覧いただけます。(新しい大人文化研究所Webサイト)