●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2指数から分析
●6月は[消費意欲指数 = 48.3点] [デフレ生活指数  = 61.2点]

2013年6月5日

生活インデックスとは、博報堂生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナルの指数です。2013年4月より発表を開始致しました。今回の生活インデックスレポートでは、【6月の消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果についてご報告いたします。

 

2013年6月は [消費意欲指数 = 48.3点] [デフレ生活指数  = 61.2点]

■サマリー

6月の消費意欲指数は先月(48.4点)から変化が見られませんでした。
昨年は5月から6月にかけて伸びていましたが、今年はボーナスへの期待や季節的な支出への意欲が膨らんでおらず、昨年と比べて3ポイントほど低い結果となっています。
また、デフレ生活指数にも大きな動きは見られませんでした。

■3つのポイント

(1)ボーナスへの期待感薄く、消費意欲指数は横ばいに

6月はボーナスの支給がはじまる月であり、消費意欲が喚起されてもよさそうですが(実際、昨年は6月に消費意欲指数が伸びています)、今月は消費意欲指数に変化はありませんでした。そこで、消費意欲指数の理由を昨年と比べると、ボーナスをあげる人が少なくなっていることがわかりました。値上がり、増税の負担増が予想される中、ボーナスへの期待もやや慎重になっていることが想像できます。
また、昨年は、震災の影響から、省エネ家電(エアコン、扇風機など)への支出意向が見られましたが、今年は、それも落ち着いています。

(2)男性40代、女性50代に引き締め意識

今月、指数の変化で目立ったのは、デフレ生活指数が、男性40代、女性50代で上昇したことです。女性50代の理由を見てみると、値上がり、増税や、将来不安のために節約するなどの意見があがっています。POINT3で後述するとおり、男性50代が景気回復に肯定的な雰囲気も見られるのとは対照的に、女性50代は価格上昇を懸念する意識が芽生えてきたことがうかがえます。
男性40代のデフレ生活指数の理由には際立った点は見られませんが、消費意欲指数の理由では金銭的余裕が男性の他年代に比べてあがっておらず、そのために引き締めの気持ちが働いていると考えられます。

(3)男性50代・60代の節約・我慢意識が緩和。景気動向に反応か

男性50代・60代のデフレ生活指数が、調査開始以来の最低値となり、安く買いたい気持ちが和らいでいます。この層に特徴的な理由として(数は少ないものの)、景気が好転している、デフレが続くのはよくないなど、値上がりを容認する意見があがっています。また、消費意欲指数においては、お金に余裕がない、収入が少ない、ボーナス・昇給が期待できないといった金銭的な理由で節約・我慢する人が減っており、“そろそろデフレや節約から脱却”との意識が、男性高年代層は表れているようです。

■時系列グラフ

消費動向13年6月_博報堂生活総研

 

■質問文
Q) 消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月の消費意欲は何点くらいですか。その理由をお答えください。
Q) デフレ生活志向(安くモノを買いたい、安くサービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月のデフレ生活志向は何点くらいですか。その理由をお答えください。

 

※性年代別・地域別の時系列グラフや、生活者の生の声を、添付のPDFで詳しく紹介しています。
生活インデックスレポート消費動向編6月