●生活者の価値観変化を、[自立][家族の絆][世づくり]の3つの意欲から分析

●2013年春の[自立意欲 63.6点] [家族の絆意欲 68.4点] [世づくり意欲 40.5点]

博報堂生活総研は、生活者の意識変化を数値で読み解くために、オリジナルの7指数を開発し、2013年4月より調査結果を「生活インデックスレポート」として発表しています。(詳しくはこちら
今回は、2013年春の「生活インデックスレポート・生活価値観編」の内容をご報告いたします。

■3つのポイント

①「自立意欲」と「家族の絆意欲」は60点台で推移し、「世づくり意欲」は大きく離れて40点台

今 年春の「自立意欲」は63.6点、「家族の絆意欲」は68.4点でした。「世づくり意欲」は大きく離れて40.5点でした。また、この傾向(3つの指数の 中で、「家族の絆意欲」が最も高く60点台の後半、次いで「自立意欲」が60点代前半、最も低いのが「世づくり意欲」の40点前後)は、前回(2012年 9月)も同様でした。

3指数それぞれを前回調査と比較すると「自立意欲」指数が上昇。具体的な内容を見ると「仕事」「就職」など人生の転機 に関する声が増えており、新生活がスタートする春らしい内容でした。特に女性20代の伸びが大きく、前回調査から4.4点アップの62.5点となっていま す。理由を見てみると「就職」や「社会人になる」といった声が多く、社会に出るという状況によって自立意欲が高まっているようです。

② 「自立」と「世づくり」の意欲が高い20代・60代。目立つ年代差

「自立意欲」と「世づくり意欲」は年代差が目立ちます。それぞれ性年代別に見てみると、男女ともに20代に比べ30代、40代が低調。50代以降で上昇に転じ、60代で最高値となりました。(「世づくり意欲」では女性40代から上昇)

「自 立意欲」が高い世代の声を見てみると、20代に多く見られた声は「社会に出るから」「親元を離れ一人立ちしたい」というものでした。60代は「常に自分で 判断してきた」や「家族や知人に依存したくない」という声が目立ち、高齢になっても今までどおり自立した生活をしたいという意識があるようです。「世づく り意欲」では、20代に多く見られた意見は「仕事を通じて」というもので、60代では「地域活動」や「ボランティア」が目立ちます。「世づくり意欲」でも 年代によって、意識の違いが浮き彫りになりました。

③ 「家族の絆意欲」は女高男低。女性30代が突出

「家 族の絆意欲」は性差が大きく、男性よりも女性の方が高く、女性30代は79.9点と全性年代の中で最高値となりました。理由を見ると「子育て」や「結婚」 といった声が多数あがっています。また、「親兄弟の存在」なども見受けられ、自身を育ててきた家族への思いもあるようです。この点数は、3指数の全性年代 別のどの指数よりも高く、女性30代の家族に対する思いの強さが浮き彫りになりました。

■質問文

自立意欲・・・Q)自立意欲(精神的、物質的、経済的に家族や友人などに依存することなく、自分の力や判断で行動したいという気持ち)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたのこれからの自立意欲は何点ぐらいだと思いますか。
家族の絆意欲・・・Q)家族の絆意欲(家族との時間を大切にしたい、家族で一緒に過ごしたい、家族で何かを行いたいなどの気持ち)が最高に強まった状態を100点とすると、あなたのこれからの家族の絆意欲は何点ぐらいだと思いますか。
世づくり意欲・・・Q)世づくり意欲(世の中の役に立ちたい、仲間と一緒に地域のために行動したい、という気持ち)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたのこれからの世づくり意欲は何点ぐらいですか。


■3価値観のレーダーグラフ

詳しい分析結果はこちらをご覧ください。(PDF)

<関連調査>
●消費動向

生活インデックスレポート・消費動向編4月

生活インデックスレポート・消費動向編5月

●生活感情
生活インデックスレポート・生活感情編~2013年春~