●生活者の消費動向を、[消費意欲][デフレ生活]の2指数から分析
●5月の [消費意欲指数 = 48.4点] [デフレ生活指数  = 60.8点]

2013年5月8日

生活インデックスとは、博報堂生活総研が生活者の意識変化を読み解くために、【消費動向】【生活感情】【生活価値観】の3つの領域から開発したオリジナル の指数です。2013年4月より発表を開始致しました。今回の生活インデックスレポートでは、【消費動向】(消費意欲・デフレ生活志向)に関する分析結果 についてご報告いたします。

 

■サマリー

5月の消費意欲指数は先月比、前年比ともに大きな変化は見られません。支出の中身は、3、4月における新年度・新生活、春物関連から、ゴールデンウィーク関連の意向へと変わっていますが、引き締めの意識も働いているようで、指数は4月の水準からほとんど動いていません。また、デフレ生活指数にも大きな動きは見られませんでした。

 

■3つのポイント

①ゴールデンウィークで消費意欲が高まる一方、春からの出費が続く中で、節約意識も働いている

5月はゴールデンウィークがある月にもかかわらず、消費意欲指数に変化はありませんでした。確かに、生活者の声を見ると、最も多いのがゴールデンウィークに関するもので、「GWがあるから買い物したい」、「GWに旅行に行く」といった意見が目立っています。ただ、春先から、春物衣料、新生活、新学期関連と、大きな出費が続く中、さらにゴールデンウィークや自動車税などを控えている時期だけに、引き締め、節約意識も働いており、「出費が多かった、出費予定があるので」との理由でデフレ生活を志向する人も見受けられました。ゴールデンウィークは楽しみたい、でも、使いすぎてはいけないという意識が、4月から横ばいの結果につながっているようです。

②先月最低値だった男性20代が健闘

4月の消費意欲指数が調査以来の最低値だった男性20代ですが、5月は男性の中で唯一伸びが見られ、男性の全年代の中で最高値となっています。昇給、ボーナス、投資などによる収入アップを期待する声が見られました。一方で、20代男性はデフレ生活指数でも男性の全年代の中で最高値となっています(先月の水準を維持)。社会に出て間もない20代は、収入が高まりつつも貯蓄が少ないからか、気を緩めてはいないようです。

③全性年代の中で消費意欲指数が最も高いのは今月も女性20代、しかし、引き締め・節約意識が目立つ

女性20代の消費意欲指数は54.3点で全性年代の中で最高値ですが、先月と比べると他の年代との差が縮まっています。また、女性20代はデフレ生活指数においても全性年代の中で最高値を示しています。女性20代の声を見てみると、「他の出費や出費予定があるので」控える、「出費が多かった、出費の予定があるので」安く買いたいといった意見が目立ちました。また、「セールの時期ではない」と待ちの姿勢を見せる意見もあります。4月の新生活、春物から、ゴールデンウィークと出費が続く中、引き締めや節約、安く買う努力、セールを待つなど、単に消費意欲が高いだけでなく、メリハリをつけて、賢く買い物しようと心がける女性20代の様子が感じられます。

 

■時系列グラフ

■質問文

Q) 消費意欲(モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月の消費意欲は何点くらいですか。その理由をお答えください。
Q) デフレ生活志向(安くモノを買いたい、安くサービスを利用したいという欲求)が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの来月のデフレ生活志向は何点くらいですか。その理由をお答えください。

※性年代別・地域別の時系列グラフや、生活者の生の声を添付PDFで詳しく紹介しています。