博報堂生活総合研究所・三矢正浩の連載「トレンド定点」第13回が、JBpressに掲載されましたのでお知らせします。

夫婦の力関係は、これからどうなっていく?

平成が終わるとともに風前の灯の「亭主関白」

博報堂生活総研の「トレンド定点」(第13回)

 私の在籍している博報堂生活総合研究所は、1981年の設立から現在に至るまで、「生活者発想」に基づいて生活者の行動や意識、価値観とその変化を見つめ、さまざまな研究活動を行っています。

前回に引き続き、世の中で生じている事象に対して、研究所に蓄積された研究成果やそれらに基づく独自の視点により考察を加えてまいります。読者の皆様にとって、発想や視野を広げるひとつのきっかけ・刺激となれば幸いです。

30年でがらりと変わった理想の夫婦像

平日朝の通勤時間帯。駅前や市街を多くの人が行き交うなか、小さな子供と手をつないで歩いていたり、自転車の前後に乗せて走っていたりする男性の姿をよく目にするようになりました。保育園に子供を送るお父さんたちの姿。10年前、20年前ではほとんど見かけなかった光景ですが、いつの間にかごく当たり前のものになってきています。

時間の経過とともに「家族」や「夫婦」の在り方、そこにまつわる意識や行動などは、どんなふうに変化してきたのか。そしてこの先どうなっていくのか。

私たち博報堂生活総合研究所では、そんな家族の変化を長期的な視点で追い続けるべく、1988年、1998年、2008年、2018年と10年おき4時点で、家族にまつわる定点調査「家族調査」を行ってきました。首都40km圏在住で妻の年齢が20~59歳のサラリーマン世帯を対象にさまざまなことを聴取しており、一部の質問では、夫と妻のそれぞれに同じ問いかけをして両者の反応のギャップを見るという調査設計です。

【参考】「家族30年変化」ニュースリリース(2018年6月11日付)

調査項目は多岐にわたるのですが、今回のコラムではテーマを「夫婦の力関係」に絞って、いくつか興味深いデータをご紹介しようと思います。奇しくも、平成のはじめから終わりにかけての期間とほぼ一致するこの家族調査。夫婦の力関係は平成の30年間でどのように変わってきたのでしょうか。

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