妊娠期~小学生の子供を持つ家族の専門組織「こそだて家族研究所」。 連載企画:こそだデータ・トークは、これまで実施してきた調査データ(=こそだデータ)を元に、研究員が様々な視点を持ち寄り、語りあうコーナーです。

それでは早速「こそだデータ・トーク」を初めていきます!
今回のテーマは 「パパとママに意識差が!?子どもに身につけさせたいスキル」 です。
『同じ二児の親として、年齢は離れているものの、もともと席も隣でしたし、いろいろと実際にトークしておりますww』というお二人。
パパママの意識差がトークで浮き彫りになってますので要チェック!

それでは、最初のこそだ・データはこちら!

Pick UPこそだデータ1 定期的に行っている習い事は?

【2児のパパ 大﨑研究員】
よろしくお願いします!
うちには、もうすぐ4歳になる長男と2歳になる二男がいます。
長男には「プール(1位)」と「自習学習塾(4位)」に、次男は親子プールのみに通わせています。しっかりランキング上位をおさえてますねw。
特にプールは親子の時間で、スキンシップも持てると思い、兄弟二人とも赤ちゃんの時から通っています。ただ、私自身がなかなか子離れできず、、、、
お兄ちゃんを3歳過ぎまでずっと親子プールに通わせてしまい、気づけば回りは赤ちゃんだらけ。
慌てて一人で通う幼児クラスへ移動させました(苦笑)。
整列すると一人だけ異様に背が高くて申し訳ない気持ちになりましたが、本人は楽しそうにお友達と泳いでいたので安心、、ですが、父としてはちょっと早い子離れで寂しくなりました。
今は次男と親子クラスに通えていますが、それも無くなると思うと非常に寂しいですね。
男親だからこそ息子達には早く1人前になって欲しいという気持ちもありつつ、もうこの時は二度と戻ってこないと思うとついつい傍にいてあげたくなっちゃいます。
データをみると、高学年ほど習い事が増えるかと思っていたのですが、むしろ若干減るんですね(79.2%→78.2%)。
きっと受験勉強で今までやっていたピアノや水泳などを辞めてしまうのかもしれませんが、せっかく続けていたのになんだか勿体無い気がしますね。

【2児のママ 豊川研究員】
大﨑くんのパパっぷりが微笑ましいねー。男親と男の子だと、習い事も“同志”という意識が芽生えるのかな?
男女別のデータをみると、女児に人気の習い事として、音楽系、ダンスパフォーマンスがあがってくるのがやっぱり特徴ですね。
うちも多分にもれず長女は「ピアノ&チアリーディング」、次女は「ピアノ&バレエ」を習っています。
長女は通っている学校のアフタースクールでプログラム(習い事)が選べるようになっていて、そちらで「そろばん(4位)」「チアリーディング(7位)」「アート(一学期は絵画、二学期は陶芸、三学期は染物とわかれています)」を。さらに、それとは別に「ピアノ(1位)」「水泳(3位)」を習ってます。
うちもしっかりランキング上位おさえてます(笑)。
特に長女は多忙気味ですが、まだ低学年のうちは色々と体験させてあげたくて。本人も遊び感覚で楽しんでやっているので!

【大﨑研究員】
うちは二人とも男の子だから、体操教室にも通わせたいし、ブロック好きだからブロック教室にも通わせたいな。。。だけど、共働きなので土日しかなく、全部通わせたら家族の時間もお金も無くなる。
豊川さんも働くママなのに、お子さんの習い事の数がすごい!どうやってこなしているんですか!?
特に日々の時間の調整とか大変だと思うのですか!?

【豊川研究員】
長女に関しては、週5日習い事(月曜日は2つ)なので、多いかな~という気もしてる。
去年プログラムを選ぶ時も、その点に関して主人と意見がわかれました。
それでも、私が働いている=いずれにしても毎日18時までアフタースクールにいる、ということを考えると、その間お友達と遊ぶのも大切だけど、どうせならその時間で何か習得できるものがあったほうがいい!
ということで主人の意見をねじ伏せた(笑)。
でも、主人としては、私があれもこれもやらせたがることに疑問を感じていたのと、費用面も厳しいということで反対だったようです。
大﨑くんと同じ考えなのかな。主人の真意どう思う?

【大﨑研究員】
うーん。まぁやっぱりお金の問題は当然大きいですよね。そして、「習い事=辛そう」というイメージもありますし、特に小さいうちは好き勝手遊ばして、伸び伸び育ててあげたいという気持ちもあるんじゃないでしょうか?
実は私自身、中学受験をしまして、平日はもちろん、土日も勉強。毎日大忙しでした。
父よりも早く家を出て、遅くに帰って来る。当時は「あ~、なんてお父さんはラクなんだろう」なんて思ってました。きっと受験をするとそれを境に親離れ・子離れが始まるのかもしれませんね。
自分の子どものころを思うと、うちの息子達も受験が始まるまでに親子の時間をしっかりと楽しみたいです。

【豊川研究員】
なるほどねー。受験となるとまた違う忙しさになるもんね。
私としては、低学年のうちはできるだけ興味を持てるものを見つけられる土台を広くしてあげたほうがいいと思っていて、その中で特に興味を持ったものに少しずつ絞っていくのがいいのかなと思っています。
興味の幅は広げてあげたいのですが、短期間で「飽きた!はい!次!」というのは良くないので、ある程度(少なくとも1年程度)はやってみてから判断させるように心がけています。

なるほど。未就学児や小学校低学年の習い事も、習い事の習得以外のところで親の思惑やら狙いがあるようですね。
さて、次のこそだ・データはこちら!

Pick UPこそだデータ2 将来身につけさせたいスキル(能力)は?

【豊川研究員】
1位の「英語/英会話」は、娘たちにも身につけさせたいですね。
私たち家族は、二年前まで主人の仕事の関係でアメリカに暮らしており、長女は当初は英語が私より全然上手に話せました!なので、「英会話」もアフタースクールのプログラムにあったのでやらせたかったのですが、本人は日本で英語を話すことは恥ずかしい、という感覚があったようで、無理矢理やらせてもトラウマになるかな、と主人と相談して「英会話」を習わせるのはやめました。
おかげで、現在は英語を全然話せなくなってしまい、先日「ママ、‘英語’って英語でなんていうんだっけ?」と言ってきたときには愕然としました。。。
ちょうど先日SNSで、同時期に帰国した友人の娘さん(うちの長女と同じ年)が英検4級にパーフェクトで合格した!という内容をみたのですが、子供は覚えるのも忘れるのも早いといわれているので、帰国してすぐに何か対策をするべきだったことをすごく後悔しています。

【大﨑研究員】
英語はやっぱり圧倒的な人気っぷりですね。
豊川さんとは逆なのですが、個人的には職業柄全く英会話の必要性を感じていないので、子ども達にも身に付けさせたいとは思いません。
ただ、受験という意味では算数や国語と同じく、英語をやらなければとは思いますが、まだその時ではないかなと、、、
ちなみに、妻は「英会話できた方がカッコイイんじゃないか」とか「ママ友の家では英語のアニメを見させてた」などと言って、習わせようかと考えていましたが、さすがに4歳ですし、まずは数字と日本語を、という決断をしたみたいですね。

【豊川研究員】
あとは、身につけさせたいスキル、というのとはちょっと違うかもしれませんが、できれば娘には「リケジョ」になってほしいです。専門性や論理的思考能力が身につくからです。これは主人とも意見が一致しているのですが、これからの時代「英語の話せる理系」は一番汎用性が高いと思っています。
「英語」に関しても「理系」に関しても、そのために何かいましているわけではないのですが、徐々に。笑
将来的には本人の興味がわけば、「英会話」「プログラミング」「ロボット」などへの参加も検討したいです。

【大﨑研究員】
ひゃー、すごい!女の子の将来をしっかり見据えてますね!
我が家の息子たちは、男の子なので運動能力や長男の興味の一環としてブロック教室に通わせたい気持ちはありますが、何か特定のスキルを絶対に身に付けさせたいという強い思いはないです。
むしろ、何でもいいから好きな事を一生懸命やりとげて、達成感を味わってほしいというのはあります。
まだ4歳なので、ちょっとキレイ事かもしれませんが。
一方で、妻の方は「あれもこれも」と色々と悩んでいます。息子の友達と比較してしまうようで、「○○ちゃんはピアノを習ってる」とか、「○○くんはもう数字が読める」とかはやっぱり気になるようですね。
幸い私は息子の友達と接する機会が少ないので、お友達と比較して頭を悩ますという経験はまだありませんが、小学校に入学して、テストの点数や偏差値を見せつけられると確実に不安になるだろうなとは思います。

話を聞いていると、パパとママの役割は下記のような感じなのでしょうか?

パパ→「現状」の最善/貴重な親子の時間づくり
ママ→「未来」への投資/子どもの可能性を広げる目利き役

最後に、コメントをお願いします!

【大﨑研究員】
未就学児のように、特に小さいうちはただ習い事をやるだけじゃなくて、せっかくなら親子で楽しめたらすごくいいですよね。一緒に学んで、一緒に楽しむ。大きくなってからもそんな習い事があればぜひ通ってみたいです。
また、男親として特に思うのが、ママ達はどうしても他の子と比較しがちなのかなと思います。なので、ついついあれもこれもとなりがちに。そんな時こそオヤジの出番。一歩引いて冷静な立場から「いやいや、今のままで十分立派に成長しているよ」と妻を励まし安心させる。普段子育てをやりきれていない分、しっかりと奥さんを応援するのが父親の役目なんじゃないかなぁなんて、今回のトークで思いましたね。
実際、我が家でもあれもこれもとなりがちなのですが、保育園に通いだしたこともあり、長男が弟にすごく優しく接してくれるようになりました。「たった4歳なのにこんなに我慢できて優しい。もうこれで十分立派に成長してるんじゃないの?」と励ましながら、これ以上の出費拡大を防いでいます。(笑)

【豊川研究員】
わたしは子供が小さいうちの習い事は、子供の興味分野の芽を見出すためのひとつの手段だと思います。そのうち、本人の興味がわくものに関しては追求していけばいいと思うのですが、いまはまだ広げるフェーズ。これは習い事だけに限らないですが、まずはいろんなものを見て、触って、体験して、こういうものが世の中にはあるんだってことを知ってもらいたいので、いまはそのためにいろいろな習い事をさせている感じです。
もしかしたらそれが将来につながるかもしれない、という期待もありつつ、つながらなかったらそれはそれでいい、くらいに思っています。

こそだデータトーク第4回、以上で終了!次号をお楽しみに。

★バックナンバー★
こそだデータ・トーク 第3回 / いよいよ、こそだて研・渋谷所長が登場!じいじとばあばとの“孫付き合い”
こそだデータ・トーク 第2回 / ちょっと気になる。かなり気になる!小学生の〇〇始め
こそだデータ・トーク 第1回 / 小学生のおこづかい事情から見る、イマドキ子どもの経済力!

※調査概要
調査手法:インターネット調査
対象者:20~49歳の女性/同居している小学生の子どもが居る方 n=1,428名(長子年齢で割付)
調査エリア:全国
調査時期:2016年3月2日~9日
ご参考:http://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/35447