博報堂の社内プロジェクト「リーママプロジェクト」が、活動を通じて集めたママたちの迷いを払拭し、元気にする「糧ことば」。その中でも、ママたちから圧倒的な人気を集めている糧ことばをご紹介します。

▽お願い上手になること

田中 和子: 頭を下げてお願いするというのは案外骨の折れることではないでしょうか?仕事では「お願い」したり「依頼」することはあっても、それはあくまで経済活動の中での「お願い」ごとであり、仕事として割り切れますよね。思えば社会人になってから一人の親になるまで、生活上の「お願い」ごとを経ずとも日々を過ごせていたのかもしれません。ある程度恵まれた環境で自分の世話だけなら、まぁ、何とか一人で迷惑をかけずに生活できてしまう。

と思っていたのがどっこい、人を産み育てるということになると「便利」だけではやり過ごせないのです。とっても当たり前のことなのですが、手間を掛けて相手とじっくり渡り合う行為というのは案外忘れている生活感覚ではないでしょうか?何しろ相手(赤ちゃん)は生身の人間。「ちょっとまってて」や「段取り用意しておいたから」では済まされない強者。大事な仕事の約束と、赤ちゃんの病気はなぜか重なるものですし、洗濯物だって料理だって今までの2倍、3倍。少し大きくなったら大人とは無関係の意志を主張するし。どんな手でも借りたい状況になるのが子育てなのですが、何をどう「お願い」したらよいのかも分からないのが親になった1年目。

「お願い上手になる。」そのためには相手の状況への想像も働かせる必要があります。何をどうお願いしたら快く引き受けてくれるだろうか。お願いしすぎにはなっていないだろうか?感謝の気持ちは伝わっているか。お返しに自分ができることは無いだろうか?

まずはパートナーや自分の親、兄弟など身近なところから「お願い」してみるとお願い上手になれるかも?!
便利な時代だからこそ、ぬくもり感のある「お願い」をしあってみませんか?

森 真奈: 私はこれが、上手ではありませんでした。義父母は、「困った時は遠慮しないで何でも言いなさい!だめなときはこっちもできないって言うから」と、社交辞令0%で言ってくれているのに、「とはいうものの・・・」と私自身が変に気を使って頼ることができず、自分で頑張り過ぎてパンクする時がありました。

今は、自分で言えない時は、夫から義父母に言ってもらうようにお願いすることは上手にはなったかもしれません。(笑)

「お願い上手になること」は、ママに限った糧ことばではなく、老若男女、公私ともに人類共通の糧ことばですよね。
子供だって、お年寄りだって、部長だって、新人だって、頼み方がもう少し違ったら、快く引き受けるのに・・・ということありますよね。

本当にやってほしい時は、相手にお願いするに限ります。

ただその時には、「いいように使われているのでは?!」と思われないように、気持ちを笑顔にして、相手に心から感謝することを忘れてはいけませんね。

リーダー 田中 和子(たなか かずこ)

子ども:長男(小5)、長女(小3)、次男(5歳)
株式会社VoiceVision所属。

メンバー 森 真奈(もり まな)

子ども:長女(小4)、次女(小2)、長男(4歳)
博報堂DYメディアパートナーズ所属。