富山の味をデリカテッセンスタイルで提供するCOMPACT DELI TOYAMA(コンパクト デリ トヤマ)が4月15日、富山市内にオープンした。本店舗は、富山国際会議場の店舗スペースをリノベーションしたもので、総務省の「公共施設オープン・リノベーション推進事業」の第一弾事業。


オープニングセレモニーを開催

オープンに先立ち、現地ではオープニングセレモニーが行われた。セレモニーでは、冒頭森雅志富山市長が「コンパクト デリ トヤマは、さまざまな富山の味覚を味わっていただける場であり、食文化発信の拠点になると確信している。観光で来た方はもちろん、地元の方にもぜひ訪れていただきたい」とご挨拶。その後、森市長、富山市議会の金厚有豊副議長、富山県観光・地域振興局観光課コンベンション誘致班の酒井保宣班長、富山大手町コンベンション株式会社の宮田宜忠専務取締役、そして博報堂の黒崎等常務執行役員が参加してのテープカットが行われた。

(左)ご挨拶される森雅志富山市長
(右)テープカットの様子
(右から、富山大手町コンベンション株式会社の宮田宜忠専務取締役、富山県観光・地域振興局観光課コンベンション誘致班の酒井保宣班長、森市長、富山市議会の金厚有豊副議長、博報堂黒崎常務執行役員)

その後、本店舗のマーチャンダイジングを担当した、地元・富山市の出身で商品ジャーナリスト、株式会社ものめぐり代表の北村森さんの解説とともに、実際に店内を見学、商品を試食する機会が設けられた。北村さんは、「富山じゅうの企業の協力を得た、まさにオール富山を実現した場。ビストロ、フレンチ、割烹などさまざまなジャンルのメニューが並ぶ。また、常時お酒を提供しているところもポイント。今まで富山になかった、“朝からちょい飲み”を実現できる場にしている。長年ヒット商品を見てきた身として、ヒットの法則は“どれだけ無理をしたか”だと思っているが、今回はまさに、各料理人とともに納得いくまで試作を繰り返した、“究極に理想を追い求めた”店。ぜひ富山の真髄を味わっていただきたい」と自信をのぞかせた。

(左)ご説明される北村さんと、熱心に聞き入る森市長ら
(右)森市長と北村さん、店舗スタッフと

本事業は、富山市政策参与である博報堂ブランドデザイン スマートx都市デザイン研究所長の深谷信介らと北陸博報堂がタッグを組んで、企画プロデュースに携わったもの。「本店舗のコンセプトは、“富山の魅力が凝縮した、日常づかいができる富山地元の食材に溢れるデリカテッセン”。コンパクトなまち・富山の魅力を発信すべく、このようなネーミングにした」と深谷。こだわった点として、「プロジェクトメンバー」と「“日々の利用”を念頭に置いた設計」を挙げた。「地元の人、または地元ゆかりの人でプロジェクトメンバーを組成した。そのことで、地元を盛り上げようと言う強い一体感が生まれたと思う。あわせて、立ち上げて終わりではない、“日々の利用”を考え、稼働式の展示物やイベントスペースの設置などを行った。こうすることで常に新しい発信が出来る、みんなで愛でる場となる」。また、本業務の意義と今後の展望について、「首都圏と地域がタッグを組んでビジネスをする、良いモデルケースになったのではないか。富山ではこれからG7なども行われるが、本店舗は企画次第で様々な活用が出来る、いろんな人が出会える場になると思う」とコメントした。

なお、セレモニーに参加した博報堂の黒崎常務執行役員は、「地域の価値を発見し、それをビジネスにし、地域に貢献する。博報堂として誇れる仕事だ。海外や国内にローカルから発信できることはまだまだたくさんあり、大きな可能性を感じている」と語っている。

 店舗の様子。店舗内には常時約20種類のデリ惣菜のほか、地元の企業の工芸品などが並ぶ