お知らせ

博報堂、UX起点で中核事業を再創造し、 コンセプトから情報システムまで一気通貫して開発するサービス 「Business UX Engineering」の提供を開始

2017.07.25

株式会社博報堂(本社:東京都港区、社長:水島正幸、以下博報堂)は、事業の成長に繋がる、生活者に提供すべき体験(UX:User Experience)を規定し、その体験を提供するための様々な企業活動の変革を併せて行うことで、企業の事業成長をサポートするコンサルティングサービス「Business UX Engineering(ビジネスUXエンジニアリング)」の提供を開始いたしますのでお知らせします。

デジタル化が加速する中、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。事業成長の視点においては、新技術等を活用した既存業種・業態外からのサービスが突如現れるなど、従来の業種・業態内の競争だけでは成長を描ききれない状況になっています。そのような中で、企業の事業成長を実現するには、生活者の体験自体を市場と捉え、それを実現するための事業戦略の立案・実行が必要です。

「Buisiness UX Engineering」は、こうした新たなクライアント課題に対応するための独自のコンサルティングサービスです。事業課題・生活者インサイト・テクノロジーチャンスの3つの視点から、博報堂がこれまで培ってきたクリエイティビティを活かし、生活者・企業を動かすUXコンセプトを策定します。そして、UXコンセプトの効用を発揮するために必要なバリューチェーンや業務プロセスを定義するだけでなく、持続的に効果を発揮する為に必要となる情報システムや各種オペレーションの変革まで一気通貫で提供します。それにより、生活者のUXを起点として、事業構造の抜本的な改革/エンジニアリングを行います。

具体的な提供にあたっては、博報堂マーケティングシステムコンサルティング局を中心に、2017年6月15日に資本業務提携を発表した株式会社ゆめみを始め、外部のテクノロジー企業とも連携し、進めてまいります。

本サービスは、事業変革を目指すすべての企業への提供を想定しています。なお、博報堂はクライアントニーズが高まっているUXへの取り組みを強化するために、全社横断のUXプロジェクト(※)を設置しています。当サービスも含め、今後もUX関連のソリューションを強化いたします。

■ご参考
本サービスのワークフローは以下の通りです。
専門のプロデューサーが全てのフローを一気通貫して提供する事が可能です。

1.Strategy
事業戦略・テクノロジーに強みを持つ専門コンサルティングチームが、本質的な事業課題やコア・コンピタンスの抽出を行います。それに対して、テクノロジーによるデジタルトランスフォーメーションの効果と、生活者が継続的に利用したくなるメリットを対比することで、事業を再創造する為のUXコンセプトを規定します。

2.Design
上述のUXコンセプトに従い、生活者とのタッチポイントとなるフロントエンドと、情報システム・オペレーション等のバックエンドの両面を踏まえた、具体的なユーザーシナリオを複数開発します。ユーザーシナリオ開発においては、様々なテクノロジーが可能にするユーザーシナリオを蓄積した「テクノロジーナレッジバンク」やユーザーシナリオを事業性の観点から検証するための「エクスペリエンスキャンパス」等の独自開発したツールを活用します。

3.POC(Proof Of Concept)
ユーザーシナリオのコア・タッチポイントのプロトタイピングを行い、UXコンセプト通りにユーザーシナリオが機能するかを検証します。

4.Realization
上記プロトタイピングによる検証結果を踏まえ、ユーザーシナリオの実装を行い、UXコンセプトの具現化を行います。フロントエンドとしてのUIだけでなく、バックエンドとなるバリューチェーンの改革も一体的に行うことで、持続可能なデジタルトランスフォーメーションを実現いたします。

※UXプロジェクト
博報堂が掲げる「統合マーケティング・マネジメント力の強化」推進の一環として設置された全社プロジェクト。博報堂のフィロソフィーである「生活者発想」を掛け合わせることで独自の「UX/UIデザイン力」を強化するべく、グループ内の知見を集約し、ソリューション開発などを行なっている。マーケッターやクリエイター、テクノロジストなど様々な部署・職種のメンバーで編成。

リーダー:内田 忍
人数:15名

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