お知らせ

博報堂コンサルティング・アジア・パシフィック、株式会社カブクと共同し、 ASEAN地域のプロダクト開発を短期間で行うプログラム 「Agile Future Emerging Program」を提供開始

2017.07.24

株式会社博報堂(本社:東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)グループのコンサルティング専門会社「博報堂コンサルティング・アジア・パシフィック(本社:シンガポール、マネージングディレクター:吉田 芳弘)」は、株式会社カブク(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:稲田雅彦)と共同して、ASEAN地域におけるプロダクト開発を短期間で可能にするアジャイル型*商品開発プログラム「Agile Future Emerging Program (アジャイル・フューチャー・イマージング プログラム)」の提供を開始しましたのでお知らせします。
(*アジャイル=「素早い」という意味で、短期間での開発手法を意味します。)

ASEAN地域におけるエスノグラフィ調査をはじめとしたデザイン思考型での商品開発・新規事業開発等のプロジェクトを行ってきた博報堂コンサルティング・アジア・パシフィックと、世界各国に産業用3Dプリンタ工場のネットワークを保有し、デジタルモノづくりを推進するカブクの両社が共同することで、ASEAN地域現地の多様性を加味した形でのプロダクト開発をサポート致します。

ASEAN地域は、今後も人口増加・経済成長に基づく高い市場成長が見込まれ、多くの日系企業にとって有望市場となっています。
一方で、ASEANは、それぞれの国・都市における民族・宗教・言語が非常に多様であり、変化のスピードも速いのが特徴です。このため、生活者インサイトを捉えるにあたってASEAN地域での「共通性」と、個別の国・都市における「個別性」をどう捉え、対応していくべきかが重要となります。
しかし、こうした多様で変化にとんだASEANの状況に対して丁寧に対応すればするほど、「調査」「製品コンセプト作り」「プロトタイピング」「製品化」という形でプロセスがどこかで分断・重複してしまい、結果としてスケジュール・コストが当初計画よりもかなりかさんでしまうことも多く起こっていました。

この状況に対して、ビジネスデザイン及びASEAN生活者インサイト発見を得意とする博報堂コンサルティング・アジア・パシフィックと、プロトタイピング以降を得意とするカブクがそれぞれを相互補完しながらプロジェクトを一体運営することで、「調査」「製品コンセプト作り」「プロトタイピング」「製品化」までのプロセスを効率的に運営し、よりクオリティの高いサービスを提供することができるのが特徴となっています。

Agile Future Emerging Program」の3ステップ
ステップ①「生活者理解」
ステップ②「機会発見」
ステップ③「顧客経験創造」

■プログラム概要

「Agile Future Emerging Program」は、大きく以下の3ステップを設定していることが特徴です。

通常メーカーが自動車、バイク、家電といった高精度のプロトタイプを自社製作するには、クレイモデルの作成などを行った上で、工作機械の導入、工場ラインの変更などが必要となり従来多大なコストと時間がかかっていました。また、各工場で製作したパーツの輸送や組み上げといったことに関しても、ASEAN地域の様に地理的に分散した場所においては、コスト及び時間の増加要因となっていました。

本プログラムにおいてはグローバルでの産業用3Dプリンタ工場ネットワークを世界30カ国以上で保有するカブクのデジタル製造サービスと提携関係にある日本通運とのグローバル流通ネットワークと連携・活用し、製造と輸送を一体化することで、リードタイム・コストの低減・圧縮を可能にしました。

全てのステップを通じて常に現地生活者からのフィードバックを受けながら、短期間(3~6ヶ月間が目安)に現地の多様性を加味した形で商品・サービス開発が行えるのが特徴です。

詳細はこちら

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