博報堂のブランディング専門組織「博報堂ブランドデザイン」は、多業種多企業が協働して未来の社会を研究し経営改革や新規事業開発に向けたアイデアを創出するプロジェクト「2017年度:21世紀未来企業プロジェクト」を発足いたしました。2017年8月~2018年1月の活動開始に向け、本日より参加企業(経営企画部門・事業戦略部門・人材開発部門など)の募集を開始します。

社会の変容が加速する中、これからの時代は、政治・経済・自然環境・テクノロジー・ダイバーシティなどの様々な要素がグローバル規模で複雑に絡み合う「複雑系システムの時代」であることが想定されます。こうした時代には、外部環境に受身で対応するのではなく、自ら働きかけて環境そのものを創り出す力が求められます。

「21世紀未来企業プロジェクト」は、さまざまな業種の企業に加え、産官学民の有識者などの多様な関係者(マルチステークホルダー)が一堂に集まり、「複雑系システムの時代」に向けた組織・事業・人材開発の具体的なアクションプランを導き出すためのプログラムです。国内外の有識者や先進事例の現場を訪ねる「スタディツアー」を中心とした情報インプットを経た上で、多様な知見を持ちより意見を交わすワークショップをおこなうことで、自社の中長期戦略に経済的および社会的インパクトをもたらすアクションへの示唆を得ることを目指します。具体的には、下記4つのワークフローにより展開いたします。

STEP1.キックオフWS <複雑系の未来社会の深い理解>
チームビルディング/プロジェクト目的の共有/自分のミッション/2030年未来シナリオの理解体感/探究テーマとチーム設定

STEP2.スタディツアー <国内外のスタディツアーによるインプット>
有識者レクチャー/国内スタディツアー/海外スタディツアー
※国内:2ヶ月で20カ所程度 ※海外:6泊8日 10カ所程度

STEP3.ダウンロードWS <気づきの集約と21世紀組織の共有アクション抽出>
国内外スタディツアーの内容をメンバー全員で共有し、気づきの集約・構造化を通じて、各探究テーマへの具体的な示唆を得る。

STEP4.アクションWS <自組織・自身にとってのとるべきアクション探究>
2030年未来シナリオへの適応型行動、変容型行動を体感しながら、自組織の課題に対する個人として具体的なアクションプランを立てる。

また、上記の基本ワークに加え、選択型のナレッジセッションも開催いたします。「システム思考」「複合的思考」「SDGs(Sustainable development goals)」「デザイン思考」「21世紀の学び方」をテーマに、より深い理解を促すためのサポートとして機能します。

 本プロジェクトは2014年度に実施された「未来教育会議プロジェクト」、2015年度実施の「21世紀未来企業プロジェクト」、2016年度実施の「複雑系時代の経営と創造プロジェクト」という3期の多業種多企業合同プロジェクトを継いで企画・構想されるものです。

過去のプロジェクト参加企業からは、「オープン・イノベーション」推進のためのアクションプランや「働き方改革」のための実行組織が生まれており、また、「不動産企業と教育改革に取り組む有識者とが連携してイノベーションを生み出すベースを鍛える教育プログラムを提供する一般社団法人」や「教員や教育企業、有識者が連携して、“21世紀型学び”を実現するための教員向けプログラムの開発・実践や教員向けのインターンシッププログラムの提供を行う一般社団法人」が誕生するなどの動きが起こっています。

博報堂ブランドデザインは、本プロジェクトを通じて、広く社会、企業、教育、人の関わりを一貫して追求し、ゆたかな未来を創造する活動を展開していきます。